皆様(*ゝω・*)ノコンチャ☆・゚:*:゚
ちょっぴり気温も下がってきて
秋の到来が近づいてきたこの頃です。
昨日は35度越えで今日は25度も上がらない
なんて感じの最近の天候ですので
体がついていかないっていうか・・・
かなりお疲れなオイラです(´・ω・`)
今回はHCR32スカイラインの修理です。
このスカイラインは当社のR32。
実をいうとこの事例はかなり前の事。
もう2ヶ月くらい前になっちゃうかな。
まだ真夏日が続いていたある日の事。
ちょっとたまには乗るかとR32で
近所に買い物に行った時の事。
買い物からの帰路中、
なーんか薄っすらと臭いがする。
独特のあの甘い臭い。
このオイニーは…
そうクーラントの臭いだ。
あれれ?水漏れでもしたのかな??
と車中で水温計も見たけど温度上昇は
見られず。
会社についてチェックして速攻
発見となりました。
わかります?
臭いの元はここ。
ラジエターのアッパーホースの付け根から
微量にクーラント漏れ。
実はこれ想定内の事。
このR32のアッパーホースは
前オーナーの時に劣化して
画像のトラスト製のアッパーに変更
されています。
その時にオーナーにも重々説明したのですが
こういったパイプ系が入るアッパーって
自由度が少ない。
要はホース自体が固くなるので
振動などが吸収されないのだ。
見た目は非常によろしいのにね。
このようなホースを装着すると
振動などがモロにラジエターや
エンジン側に伝わるので
純正のラジエターの様に
タンクが樹脂で出来ているのは
このR32みたいに割れます。
よくいう振られて割れたってヤツですね。
しかもよく社外のラジエターホースで
シリコンホース使ってるのあるでそ?
このトラストもホース部がシリコンです。
このシリコンホースがやっかいで
純正のホースを固定する程度の
締め付けトルクだと
漏れが発生する事が多いのです。
なので強めに締めるのですが
あまり強く締めるとタンク口が締め過ぎに
よる割れも起こる可能性が大きいです。
装着時にはホースバンドの締め付けトルクもかなり
神経質になって締めましたけども。
こういった強化系のホースで
トラストの様に間にパイプを使用している
タイプは樹脂タンクラジエターには装着
しない方に勧めております。
このR32の場合は
前オーナーが割れてもいいから
どうしてもつけたい!と言う事で装着したものです。
だから想定内って事なのです。
ちなみに装着してから3年半くらいかな?
走行距離的には1万キロくらいでしょうか。
オイラあまりR32乗らないもんでw
そんなもんで今回のように
漏れが発生してしまいました。
皆様もこの様なホースを装着したいのであれば
ラジエタータンクが樹脂以外の物
(アルミ製や銅など)のラジエターに
使用しましょう。
ちなみにこの位の漏れなら
クーラント漏れ止めなどの添加剤で
止まるかも知れません。
でも添加剤で治るって事は絶対に
ありえません。
添加剤はあくまで応急処置ですね。
もちろん今回はラジエターを交換します。
早速取外しです。
R32はラジエター脱着は比較的簡単です。
さくっと取外し。
R32の場合、ラジエターのロアタンク端に
センサーがあります。
緑のカプラーの先ですね。
ちょうどロアホースがつくあたりに
センサーが入ります。
このセンサーは水温センサーです。
水温計のセンサーではなく
電動ファン作動用の温度センサーです。
水温計などの温度センサーはアッパーホース
エンジン側あたりにあります。
漏れがあったアッパーホース部です。
見事に割れています。
割れたというか崩れたと言った表現の
方が正しいかも。
ホースを外す時にボロボロって
なりました。その破片が下にある細かいのです。
このR32はラジエターなんて
1度も交換なんてしたことがありません。
もちろん新車からのオリジナルです。
そりゃー20年以上も経ってれば
こうなるわなw
ちなみにこのR32は平成4年車です…
間違いなく旧車ですわw
本当は社外とか2層あたりのラジエターに
したかったのですが、このR32は完全街乗りオンリー車。
そんな無駄な金はいらん!と言う事で
純正の中古です。
ホースは純正新品です。
だって街乗りだと水温68~70度くらいですもの。
真夏日で80度いくかいかないか位。
ラジエターは純正だけどサーモは社外のローテンプ。
街乗りだったらこれで十分なのです。
ラジエター自体はBNR32(GT-R)の中古です。
使用期間は5万キロで外して5年間保管品らしいです。
ちなみにBNR32(GT-R)とHCR32(タイプM)の
ターボマニュアル車のラジエターは同品です。
噂ではGT-Rの方がカロリーアップなんて
言われてましたが全く同じ物です。
オイラは最初HCR32の中古を探してましたが
なかなか良い物がありませんでした。
しかもHCR32だとグレード違いとかAT車も
あるので探すのが面倒。
その点BNR32だとマニュアルしかないので
探すのも楽ですわ。
値段は1,000円で送料750円。
合計1,750円の激安w
1,000円だから絶対汚いんだろうと
思ったけどフィン潰れはあるものの
内部はキレイでした。
もしかしたら本当に5万キロ物かもね。
これ新品ラジエターでも絶対にやりますね。
最近安いアルミ製のラジエターもたくさん
出回っていますよね。
外国産などは新品でも内部に
製造時に入ったアルミのキリコ(切り粉)が入ってる
物もあります。
大きな声では言えませんが
某オークションに出ているラジエターは
○○産。
ほぼ100%の割合でキリコが入ってます。
当社だけなのかな?
うちが直で買ったものではなく
オーナーが買って部品持込した物。
そこのラジエターは安いから
みんなそれ買うんだけども
5個つけて5個ともキリコ出てきましたがな(´Д`;)
うち1個はすごい大量に出てきて
びっくりしたがな。
今回の様に中古で購入した物は
保管時にホース口をウエスやビニールなどで
メクラをして保管すると思います。
だから内部には何も入らないと思うでそ?
過去に中古ラジエターのなかから
ウエス、ティッシュとかダンボールの切れ端などが
出てきた事もあります。
ゴミが入らないようにウエスで蓋したけど
それが中に入り込んでしまって
そのままって事があるのです。
ちょっと一手間かかるけど
確認のため水通しておきましょう。
水を通した後に軽くエアー通しておけば
完璧です。
今回はなにも出てきませんでした。
古いクーラントは多少出てきたくらい。
逆にクーラントが残っていたと言う事は
それがサビ防止になり内部保護となります。
オイラもラジエター保管の際には
完全に内部を洗うのではなく多少クーラントを
残しておきます。
あまり汚いクーラントじゃダメだぜ。
中古のラジエターで
ちと心配でしたが水漏れもなく無事終了しました。
前記した通りBNR32のラジエターですが
HCR32と性能同じなので
なんの変化もございません。
アッパーホースは純正を使用しましたが
ホースバンドは純正を使いません。
純正のホースバンド(2本タイプ)は
均一に締まっていかないので漏れのトラブルも
多いしすぐにサビます。
純正使うならその辺のホームセンターで
売ってるホースバンドの方が全然マシです。
ちなみに理由は書くまでもないが
ハイプレッシャータイプのキャップはつけません。
ほらもう旧車だしねww
ラジエター交換やら洗浄やら
含めて、のんびりやったのにもかかわらず
1時間くらいで終了。
いいね。やっぱ作業性良いのは
楽やね。
これにて、あの嫌なオイニーとも
オサラバです。
夏は水関係のトラブルも多くなります。
皆さんもたまにはチェックしましょう。
それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪