皆様コンニチワ━━(´・∀・`)ノ━━━!!
今日は気温が上がってるのに
空はどんより曇り気味。
予報によると午後から雨がところどころ
降るらしいね。
昨日は雹が降ったところもあってTVで
大騒ぎしてた。
もう少し天気安定してくれると
いいねぇ。
オイラは気温が変化しまくってるので
体がうまくついていかないですわ。
風邪じゃないんだけど風邪っぽくなって
だるいし。
今日も朝からレッドブル頼みですわ。
さて今回はビュートのエンジン不調の修理
を行いました。
よくこのブログに登場するビュートです。
以前にビュート特集を書いたので
気になる方は読んでみてください。
そこでも書いてありますが
この型のビュートは
日産のマーチがベースになっております。
簡単に言うとAK11マーチを
光岡という板金屋がカスタムした車って
感じです。
外装と一部内装が変更されているだけで
中身はほぼマーチです。
なのでK11系マーチと同じトラブルが
発生することが多いです。
マーチ系のトラブルは最近あまり
入庫しなくなってきましたが
多く見られるトラブルはオイル漏れと
ショック抜けとABSセンサー不良が
多いですね。
前置き長くなりましたが
このビュートの症状は
「エンジンが1発死んでるような症状が
でてる」
ということでした。
回転も低くなってしまっているため
負荷(Dレンジにいれてる・AC・ライト点灯)
をかけてるとたまにストールしてしまう
こともあるそうです。
ちなみにエンジンチェックランプは点灯して
ません。
実際引き取りに行った時に
軽く現地で症状を確認しましたが
1発死んでる感じではなく
アイドリングが低く安定せず
ストールしそうな感じでした。
現地でプラグコードの抜き差しや
プラグの火花確認を行いましたが
問題ありませんでした。
お店に帰ってしっかり見てみないと
判断しかねますが
点火系ではなさそうです。
んで早速持って帰り
故障診断です。
もう1度点火系を点検しましたが
やはり問題なし。
プラグコードの抵抗や接点なども
問題ありません。
デスビのキャップとローターの
状態も良いようです。
プラグも一応確認しましたが
1年前位に交換済みなので
やっぱり問題なし。
点火時期も大丈夫だし
やっぱり点火系は大丈夫そうだな。
デスビのキャップを清掃し
プラグコードの接点に復活剤を塗って
点火系は完了です。
こうなるとあとは常識的にいって燃料系
ですかね。
点火系をチェックする前から気づいていた
ことなんですがこのAK11やK11系の
スロットルボディが曲者なのです。
よくトラブルが発生する部品であります。
んじゃ最初っからスロットルボディから
点検すればよかったじゃん!って
思う方もいらっしゃるかと思いますが
オーナー様が
「絶対1気筒死んでるってば!」
と言ってたので点火系から始めたわけなんですよw
まぁ点検しやすかったのは点火系ってのも
あったんですが。
このエンジンではスロットルはシングルスロットルを
採用してます。
んでこのスロットルはエアフロも一緒になっている
スロットルボディなので交換ってなると
高価だと思われます。
一緒になってる部品って作るコストは安くすむから
こうするんだと思うんだけど
いざスロットルだけ交換したいってなると
エアフロも一緒だから高価になるって罠ですw
このスロットルボディの入口にエアフロがあり
よこにポジションセンサーがつき
スロットルバタフライ付近にアイドリングを制御してる
部品がいろいろくっついてます。
エアーエレメントを交換してないと
よくトラブルが発生するらしいですね。
あと走行距離が多いエンジンはブローバイも
多くなってるでしょうから
そういったのもトラブルの原因になるそうです。
スロットルボディの入口にエアフロがついて
そのボディの上にエアクリーナーBOXがつく
構造になってます。
(上の画像でちょっとわかるかな)
なのでエアーエレメントとエアフロの距離が
近いのです。
さらに日産の純正エアーエレメントは湿式
タイプです。
このK11系はエアーエレメントを新品にしたら調子悪くなった
ということもあります。
それは新品のエアーエレメントに付着してるオイルが
エアフロに付着してしまい
正確な空気量を計測できなくなるから
なのです。
当店でも実施していることですが
新品エアーエレメント交換の際には
装着前に軽くエアーで余分なオイルを
吹き飛ばしてから装着します。
エレメントとエアフロが近い車両は
注意しましょうね。
画像では上のエアークリーナーBOXは
取り外した状態です。
スロットル入口に異物が入らないように
網があります。
そのなかのすぐのところに
エアフロのセンサーがあります。
エアフロの点検もしましたが
とくに問題はありませんでした。
エアフロもよくトラブルが発生する部品です。
壊れると交換です。
なかには横の基盤のハンダなどが
剥がれて壊れることもあるのですが
知識がないとわかりません。
素人がやると元気なエアフロも
分解時に破壊してしまうこともあるので
注意しましょう。
スロットルをパカパカして
バラフライの動きを確認します。
動きは問題ないようですが
バタフライ以降のインマニ内部が
かなり汚れています。
Σ('◇'*)エェッ!?
ここか??
ここがこんなに汚れていれば
スローのエアー通路もかなり
汚れているだろうに。
詰まる寸前なのかもしれない。
どうやらスロットルボディを取り外さないと
わからないので
スロットルボディを摘出します。
スロットルボディには冷間時のアイドルアップ
(チョーク)機構があって
そこにクーラントが流れているので
ラインに栓をします。
昔ながらの方法、ドリルの歯を
突っ込んでおきますw
下手にホースをつまんだりするより
ホースへのダメージが少なくてすむから
ドリルの歯、いいですよ。
ホース交換前提なら摘んで止めた方が
いいかもね。
カーボンやらスラッジやらで
真っ黒ですね!!
画像ではスロットルを開いた状態です。
バラフライの閉じてる境目が
はっきりわかるくらい汚れ満載ですw
それぞれの空気の通路も汚れちゃって
ますね。
こっちの画像の方が汚れが
わかりやすいかも。
手前のエアー通路の穴が
アイドリングを制御してるところに
繋がってます。
うう~ん、ますます怪しい。
スロー調整のネジを外してみたところ
汚れがつきまくってました。
画像はネジのところに付着した汚れを
マイナスでガリガリとったものです。
これでも付着してた汚れは
一部です。
実際はもっとありました。
これが原因っぽいですね。
症例
「スロットルボディ汚れ」
これでほぼ確定でしょう。
スロットルボディを清掃します。
エアフロのセンサーには触れないように
ガードをして掃除します。
通路という通路はきれいにします。
他のパーツにも影響がでる
恐れがあるので
直接キャブクリーンなどをぶっかけるのは
やばいです。
ウエスに含ませて拭くのがいいでしょう。
細い通路などは
その通路の先にスイッチやセンサーがない
のを確認してぶっこみましょう。
必ず最後にエアーでよく吹き飛ばし
完全に乾燥させます。
ほぅら、こんなにピカピカ!
これで調子も戻ってくることでしょう。
紙製のガスケットなので安価です。
なので必ず脱着の際には交換しましょう。
たしか440円だったはず。
品番は画像を参考に。
元通りに組み付けて
エンジン始動です。
見事に復活しました(`・∀・)ь
クーラントの量を調整し
エンジンが温まったところで
アイドリングを調整します。
エンジンをレーシングしたときの
レスポンスが段違いに良くなってます。
アイドリングの安定も抜群に
良くなりました。
AK11・K11系のスロットルボディの
トラブルは多いらしいです。
このような症状がでたら
まず清掃してみましょう。
このビュートも清掃でなおりました。
スロットルボディASSYで交換したら
とんでもねー高額になることでしょう。
掃除してもダメなときは
あきらめるしかねーけどなw
いやー今回はすんなり故障原因が
わかってよかたよ。
原因がはっきりわからないと
部品の交換やら調整やら
できないしね。
故障探求って時間食う割に
工賃安いしね。
うちが安いだけなのかもしれないけどねw
でもここだ!ってはっきりわかって
きちんとなおると
うれしいもんですよ。
整備士やってる方は共感できると
思います。
スロットル掃除してるとき
気温がかなりあったから
溶剤の臭いで気持ち悪く
なっちゃったよ(´;ω;`)
みなさんも
もしやるならお気をつけてw
それでは(*´ω`)o【マタネ♪】o
【 おまけ 】
こないだコンビニにタバコ買いに
行ったら
いつものが売り切れ。
そんで前にちょっと吸ってたのを
買ってみることに。
アメリカンスピリットっていうタバコ。
よく映画のなかとか
漫画のなかで出てくるタバコでもあるね。
これね
何がいいって
1本あたりの吸ってる時間が
長いのよ。
普通のタバコって大体5分くらいでしょ?
これ7分くらい吸ってられる。
トイレの長期戦とかには
いいですよ!
ってあのマツコ・デラックスも
TVで言ってたくらいだしw
昔っからあるタバコだけど
最近はおいてあるところも増えたしね。
一時期タバコ値上げで国産タバコが
品薄になったとき
ようやく日の目をみたタバコだし。
吸ってみると
意外に癖がなくていいよ。
ただ440円するってことが
デメリットだなw
普段はオイラは410円のやつだしw