鳥取市布勢にある「日吉(ひえ)神社」



社号 山王宮日吉神社
     (さんのうぐうひえじんじゃ)     通称:布勢の山王さん



所在地 鳥取市布勢469
旧地名 因幡国高草郡
御祭神:大山咋神、大物主神
例祭日:5月5日



社格等
式外社:近代社格制度
創建:室町時代・文和3年(1354年)
本殿様式:日枝造
境内摂末社(祭神)
天穂日命神社、小日吉神社等
文化財:布勢1号墳(前方後円墳、国指定史跡)



歴史・由緒等

日吉神社はむかしから「布勢の山王(さんのう)さん」として親しまれ、かつては春の例祭に臨時列車が出るほど賑わっていました。 
子どもの守り神、安産の神、忌み厄を除く神として崇められています。



神の使いとされる猿の銅像が、本殿両脇に二体奉納され、向かって右に雄は金幣(きんぺい)を担ぎ、左に雌は子どもの猿を抱いた姿をしています。



 室町時代(1354年)因幡、但馬など6国の守護職であった山名時氏が近江国(滋賀県)比叡山山麓坂本にある日吉神社の分霊を勧請(かんじょう)したのが神社の起源となります。
境内の裏には、国の史跡に指定された約1500年前の前方後円墳布勢古墳があり、そこから湖山池が一望できます。



 例祭には、男の子は白い猿、女の子は赤い猿の小さな猿のお守り「おさるさん」をいただき、着物に縫いつけたり、お守りにして肌身離さず身につけ、翌年のお礼参りには新たに2つの猿の縫いぐるみを、神社に返納するという倍返しの風習があるそうです。



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