西伯郡伯耆町にある「平成の名水百選 地蔵滝の泉」

佐陀川ほとりにある名水の里「地蔵滝の泉」。


この湧水は、平成3年『因伯の名水』、平成20年環境省「平成の名水百選」に選ばれました。 かつては昼でもうす暗い森林に覆われ、5メートルほどの滝でしたが、昭和34年の伊勢湾台風に伴う豪雨等で崩壊し、現在の状態となっています。 

 地蔵滝から湧き出る水は、年間を通じて11度に保たれ、日量19.4万トンにもなります。
八郷水道(370世帯)に供給されるほか、約200ヘクタールの灌漑用水としても利用され、ここで生産される八郷米は良食味米として極めて高い評価を得ています。 



 中国地方最高峰の大山(だいせん)は、古くから信仰の山として崇められ、5月24日の大山祭り(大山さん)には、近郷近在からの参詣者や、博労座の地名が残る大山寺では日本三大牛馬市の一つとして市が開かれるなど、大変な賑わいであったと伝えられています。 
地蔵滝は、出雲・米子方面からの道筋の要衝の一つに当たり、参詣者が休息し気力回復して大山寺を目指す憩いの場として親しまれてきました。また、祀られている地蔵菩薩は大山寺の地蔵信仰とも重なり、丸山集落の水源を守る象徴だけでなく、旅の安全の守り仏でもありました。 



 このお地蔵様は別名「芹川(せりがわ)地蔵」とも呼ばれていて辺りには多くのセリが群生しています(この辺りはセリの産地でした)。またこのお地蔵様は子供の「かんしゃく」にも御利益があるといわれ昔から深く信仰されています。 



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