前日、訳もわからない状態で事故現場を探し回ったけど場所が見つからず家に帰りましたが、その日は何時になっても眠る事は出来なかったです。
次の日から安置所へ面会に行けるとの事でしたので母と一緒に1時間近く掛けて会いに行きました。
奥さんももちろん、会いに来て弟の友達も仕事があるのに、その中調整して会いに来てくれました。
弟はとても冷たくなっていて頭の損傷が酷かった為、すぐに棺にいれられて袋状になっている布団に包まれていました。
その為、顔だけしか触る事が出来ませんでしたが頬を触り心の中でただ、ただ、寂しいよ、愛してるよを繰り返し伝えていました。
家族が特に病気も無く過ごしていれば、一番最後まで生きているはずだった弟の死は辛くて辛くて、この気持ちは愛してる人を失った人にしかわかるはずの無い悲しみです。
妹も子供を保育園に預けて弟に会いにきました。
事故現場は妹と探して、ここだったんだ…後家まですぐだったのに…という場所で、妹はとっさに周辺にある車の破片を拾っていました。
こんな場所で1人で…痛かっただろうね…この破片は弟がぶつかった時のだよね…と泣きながら拾っていました。
事故現場の目の前の家の奥様が出てきて、事故の日の様子を話してくれました。
深夜だったので寝ていたが、パトカーや救急車が来て初めて事故があった事を知って外に出られたそうです。
自宅の少し前に加害者の車が止まっていて、加害者が座り込んで警察に何をしたか解ってるのかと怒鳴られていたそうです。
事故の時の音は特にしなかったのでパトカーや救急車が来るまで気づかなかったそうです。
弟は既に救急車に乗っていた為、弟の状況はわからなかったとの事。
出血で道路が血溜まりになっていたので血液を流す為、水道をお貸ししましたと言っていました。
ご主人様が朝の事故後の様子を写真で撮ってあるので後で来て頂ければお見せしますよと言って下さいました。
その後、母と3人で事故現場に行き丁度ご主人様が戻られたとの事で写真を見せて頂きました。
本当は見るのが怖かった。見たくなかった。
でも弟の現実を知らなくてはと思い、見せて頂きました。
そこには頭から出血した血液が流れる様に大量に道路にありました。
警察が置いた黒い三角の字が書いてある物も置いてあり、車があった場所や弟が倒れていたと思われる場所に白いテープの様な物で囲いがありました。
道路の鮮血な血溜まりを見た時に、その血をかき集めて持って帰りたかった…と思いました。
血液を流した下水道を見て、その下水道ですら愛おしく思えました。
写真を撮って頂いたご主人様には本当に感謝しております。
そちらの自宅前にある電柱に警察署からの花瓶とお花が生けてありました。
そこに私達のお花も生けさせて頂き、その日は弟の自宅も寄って帰りました。