【茶道を通して考える、スーツの「道」】 | ステ旦スーツで人生を成功へ導く仕立て屋のブログ

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オーダーメイドサロンフェリーチェを経営するおおや なるひこ です。
メンズはもちろん、レディースも強い仕立て屋です。装いの提供を通じて、日本中にステキな旦那様、通称「ステ旦」を増やし続ける事をミッションにしています。

Vol  198

 

 

「ステ旦スーツ」で世界を平和にする!

そんな想いで仕立て屋をしている

フェリーチェ銀座屋のおおや なるひこです
 

 

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高砂神社の「尉姥祭」のお茶席にて

立礼(りゅうれい)点前を経験させて

頂く機会に恵まれました

 

 

 
 

立礼式(りゅうれいしき)とは、机と椅子の席のこと
明治の時代に入り国際交流が盛んになり、
 

 

正座の文化の無い外国人にも

茶道を親しんでもらうために考案された

 

 

椅子に座っての

茶道のおもてなしスタイルです
 

 

 

月に1回の稽古では茶室で

正座をしながらの稽古

 

 

 

全く初めての立礼スタイルに

戸惑いましたが、

 

 

隣りで先生に小声でご指導

いただきながらでしたので

何とか乗り切ることが出来ました

 
 
 
掛け軸は「和を以て尊しと為す」

令和元年に和やかな年代になってほしい

という願いがこめられています

 

 
 
 
【大学時代の空手道で学んだ「道」の精神】

 

大学院まで含めた学生時代の6年間
空手道に打ち込んでいました
 
 
 
 
師範から繰り返し繰り返し
言われていたこと
 
 
近年武道のスポーツ化によって、
本来あるべき「道を究める」と言う
 
 
 
人格形成の要素も含む日本古来の
伝統精神が薄れてきている
 
 
スポーツは「勝ち、負け」を
決めることに重きを置いている
 
 
私たちはスポーツの「空手」を
目指しているのではなく
「空手道」を行っている
 
 
 
勝ち負けだけでなく、礼儀礼節を重んじ、
武道を通じて人格の形成を行う
そのことを忘れてはならないと
 
 

 

 

つまり、日本の「道」という概念から

学ぶのは、技術ではなく、技術を通して、

その裏にある「精神」

 

 

 

また、自然から学べる静かな心や

精神状態、人間関係をスムーズに

深くしていく心なのです

 

 

 

【「スーツ道」を「実践する」

 

今回はお点前では「所作を覚える」

ということだけに意識が行っていました

 

 

「守・破・離」と言われるように、

まずは形を覚えることから始めるのは

大切なことですが

 

 

更に一歩踏み込んで、

お点前の所作の一つ一つに

込められた意味を理解すること

 

 

また器やお花・掛け軸など、

お客様をおもてなしする上での

一つ一つの意味を理解すること

 

 

それらを全て意識したうえで

茶道を通じて学んだ技術と精神性を

日常生活で実際に活かす

 

 

 

「茶道即日常 日常即茶道」

となって初めて本物なのだなと

感じました

 

 

 

 

お茶を振る舞う場面での

完璧な所作が出来たとしても

 

 

一歩部屋を出た瞬間に

だらしがない言動をとっていたら

寂しいものがあります

 

 

 

スーツを着用した時、

自然と背筋が伸びる感覚

誰もが経験したことあるでしょう

 

 

image

 

スーツ着用時の着こなしにも

様々なルールがあり

それぞれに意味があります

 

 

身だしなみを整え、形や所作を

整えること。また、この形や所作を

日常に活かすこと

 

 

 

 

これは精神性を高めるための

いわゆる「スーツ道」です

 


 

今後、ステ旦スーツのお仕立てを

通じて、私自身もお客様と

共に「スーツ道」に励み

 

 

 

精神性の向上を図りながら

世界平和への貢献の

一歩にしたいと思います