おはようございます晴れ

 

少し込み入った話になるので、苦手な方は読み飛ばしてくださいね。

今の私もまだ止められない、稼がなきゃという焦り。

最初は過食嘔吐をしてお金を使ってしまうから、その分稼がなければという気持ちでした。

高校生の頃まで、まるまる親に頼りっぱなしだった過食費用。

大学生になって、一人暮らしをして、初めて自分がいかにお金を使っているか実感しました。

 

このままではお金が無くなってしまう、という恐怖より、

お金が無くなったら過食嘔吐ができなくなってしまう、という恐怖が強かったです。

自分が頑張って稼いだお金だから、どう使うのも自由でしょ。

という、免罪符的な要素もありました。

 

勿体無いことをしている罪悪感を償うために、その分頑張って稼ぐ。

稼ぐことに必死でストレスになり、過食嘔吐は止めれられない。

その無限ループに入っていました。

 

最初は色々なバイトをしました。

塾の講師は3年間。掛け持ちで、ケーキ屋さん、パン屋さん、コンビニのバイトもしました。

ケーキ屋さんとパン屋さんは、廃棄を持って帰ることが目的です。

過食嘔吐の食費が浮くので、だいぶ助かりました。

 

 

 

 

 

その頃持って帰っていたパンです食パンメロンパンコッペパン

いくら廃棄だからと言って、今見ると異常な量ですね…

 

 

ですが、その頃はバイトの賃金は時給1000円前後。

理系でしたし、授業もちゃんと出ないとついていけなかったので、バイトの時間は限られていました。

ピーク時の生活は、

8:30-17:00 大学

17:00-22:30 バイト

23:00-26:00 バイト②

その後、過食嘔吐をするので、睡眠時間は3時間でした。

これは流石に体にキテいて、やばいな、と自分でも感じました。

 

そこで、1年経った大学2年生の頃、割りのいいバイトを探すようになります。

辿り着くのは、夜のお仕事。

時給換算すると、1万〜を超えていたりもしました。

夜のお仕事をして良かったことはいくつかあります。

24時には必ず家に帰って来れるようになったこと。

その業界では過食嘔吐の子が何人かいて、一人じゃないと思えたこと。

どんな形であれ、自分を褒めてくれたり、心配してくれたり、好意を寄せてくれる人と会えること。

整形費用を稼ぐことができたこと。

 

おじさんからの好意なんて気持ち悪い、って思うかもしれませんが、自己肯定感が低すぎて、

誰でもいいから必要としてくれている存在に少し安心していました。

 

過食嘔吐の子がいる理由としては、おそらく自分と同じ経緯の部分もあると思います。

そして、過食嘔吐のループから抜け出せない理由としては、夜の仕事はかなりのストレスだということです。

 

自分の価値を、安く扱う。安売りしている気分になる。

したくない仕事を、お金のためにしている。 

そういう気持ちになります。このストレスは苦しすぎて、過食嘔吐のように依存できるものがないとやっていけません。

ホスト、借金、ギャンブル。。。

形は違えど、夜の仕事をする理由が無い人はいなかったように思えます。

 

後悔しているのは、そうやって稼げることを知ってしまったことです。

正直割りが良すぎて、他の真っ当なお仕事が馬鹿らしく思えてきてしまいます。

そして、止められない。

運よく入れた大手企業で働くようになった今でもまだ、続けています。

 

過食嘔吐費のためにしていたはずなのに、いつの間にか稼ぐことが手段ではなく目的になっていました。

「働かないと、稼がないと、頑張っていないとダメ」

この価値観に苦しめられています。

 

もう止めても大丈夫なのに。

 

8分の1くらいには仕事を減らせたので、それは進歩です。

お仕事を減らすのも不安だし勇気が必要だったけれど、不安なままやってみる、という言葉が背中を押してくれました。

 

自分にとって必要な時間が色々ある。

自分のために時間を使えるようになりたいです。