マニアの間では、12月にソフトバンクモバイルから発売されるシャア専用ケータイ「913SH G TYPE-CHAR」が話題だそうで。
誕生から30年近く、未だコアなファンを抱えるガンダムってすごいですね。
僕も一応ガンダム世代ですが、さほど入れ込むことはなかったです。 好きとか嫌い以前に、学校では流行ってなかった記憶があります。 地域的な温度差ってやつだと思うのですが。
ガンダムから遡ること約7年、僕が熱を上げたのは「仮面ライダー」でした。
* * *
「あ~っ、ライダーベルトだ! どうしたのそれ?」
いつも一緒に遊んでる社宅のケンちゃんが羨ましそうに聞いてきた。
「いいだろー、誕生日のプレゼントに買ってもらったんだ」 と、ぼくは腰に巻いたベルトを誇らしげに指差して答えた。
「ケンちゃん、階段ジャンプ行こうぜ」
「うん、行く行く」
階段ジャンプとは仮面ライダーごっこのことである。 ぼくたちの間で缶蹴りと並ぶ人気の遊びだ。 このベルトがあれば、さらに熱い仮面ライダーごっこになるに違いない。 ワクワクする。
「あたしも行く~!」
社宅の隅にある階段まで走っていると、ケンちゃんの妹、ナルちゃんもついて来た。
ナルちゃんはお転婆。 まだ幼稚園なのに、何でもぼくたちと一緒じゃないと気が済まない。
「今日は7段に挑戦しようぜ」 走りながら、ぼくはケンちゃんに言った。 5段より上から跳ぶのはいつも怖かったけど、今日は跳べる気がする。 なんたって、ライダーベルトがあるし。
「あたしも7段跳ぶ~!」 相変わらずナルちゃんは威勢がいい。
階段は1段の高さがかなりある。 5段だとぼくの背の高さを超える。
それに、思いっきり前に跳ばないと下の段に激突してしまう。
3人は7段目に立って地面を見下ろした。 ほんとに見下ろすほどの高さだ。
「アキラくん、跳んでみてよ」 ベルトを触りながら、ケンちゃんがぼくを見る。
後ろのナルちゃんは、さすがに尻込みしてる。
「よし、跳ぶぞ」 ぼくは目をつぶって本郷猛になりきった。
「ライダーァァ、へんしんっ!」
トォーッ の掛け声に合わせて階段を蹴ると、宙に舞った感じがした。
初めて跳んだ7段はちょっと怖かったけど、無事に着地してポーズを決めた。
「すごいなぁ、アキラくん。 かっこいいー!」
その後、みんなで順番にベルトを巻いて階段からジャンプした。
ケンちゃんも7段から跳んだ。 ナルちゃんは、3段から。
その日は、3人が何回もライダーに変身した。
日が傾いてきた空を見上げてケンちゃんが言った。 「そろそろうちに帰ろ」
そうだね、もう帰った方がいいかも。
いくら仮面ライダーの変身しても、家のママギラーには勝てないからね。
* * *
当時のライダーベルトより、ずいぶんリアルです。
すっごい魅力的だけど…… 3万は高いな。
誕生から30年近く、未だコアなファンを抱えるガンダムってすごいですね。
僕も一応ガンダム世代ですが、さほど入れ込むことはなかったです。 好きとか嫌い以前に、学校では流行ってなかった記憶があります。 地域的な温度差ってやつだと思うのですが。
ガンダムから遡ること約7年、僕が熱を上げたのは「仮面ライダー」でした。
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「あ~っ、ライダーベルトだ! どうしたのそれ?」
いつも一緒に遊んでる社宅のケンちゃんが羨ましそうに聞いてきた。
「いいだろー、誕生日のプレゼントに買ってもらったんだ」 と、ぼくは腰に巻いたベルトを誇らしげに指差して答えた。
「ケンちゃん、階段ジャンプ行こうぜ」
「うん、行く行く」
階段ジャンプとは仮面ライダーごっこのことである。 ぼくたちの間で缶蹴りと並ぶ人気の遊びだ。 このベルトがあれば、さらに熱い仮面ライダーごっこになるに違いない。 ワクワクする。
「あたしも行く~!」
社宅の隅にある階段まで走っていると、ケンちゃんの妹、ナルちゃんもついて来た。
ナルちゃんはお転婆。 まだ幼稚園なのに、何でもぼくたちと一緒じゃないと気が済まない。
「今日は7段に挑戦しようぜ」 走りながら、ぼくはケンちゃんに言った。 5段より上から跳ぶのはいつも怖かったけど、今日は跳べる気がする。 なんたって、ライダーベルトがあるし。
「あたしも7段跳ぶ~!」 相変わらずナルちゃんは威勢がいい。
階段は1段の高さがかなりある。 5段だとぼくの背の高さを超える。
それに、思いっきり前に跳ばないと下の段に激突してしまう。
3人は7段目に立って地面を見下ろした。 ほんとに見下ろすほどの高さだ。
「アキラくん、跳んでみてよ」 ベルトを触りながら、ケンちゃんがぼくを見る。
後ろのナルちゃんは、さすがに尻込みしてる。

「よし、跳ぶぞ」 ぼくは目をつぶって本郷猛になりきった。
「ライダーァァ、へんしんっ!」
トォーッ の掛け声に合わせて階段を蹴ると、宙に舞った感じがした。
初めて跳んだ7段はちょっと怖かったけど、無事に着地してポーズを決めた。
「すごいなぁ、アキラくん。 かっこいいー!」
その後、みんなで順番にベルトを巻いて階段からジャンプした。
ケンちゃんも7段から跳んだ。 ナルちゃんは、3段から。
その日は、3人が何回もライダーに変身した。
日が傾いてきた空を見上げてケンちゃんが言った。 「そろそろうちに帰ろ」
そうだね、もう帰った方がいいかも。
いくら仮面ライダーの変身しても、家のママギラーには勝てないからね。
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当時のライダーベルトより、ずいぶんリアルです。
すっごい魅力的だけど…… 3万は高いな。


