日本の礼儀作法と幸せを感じる生き方をお伝えしている魅せるマナーコンシェルジュ新倉かづこです。
🌼食し方が変わる🌼
『同じ釜の飯を食う』という諺がありますが、私は会合の時など共にお食事することをずっと大切にしてきました。
特に家族との食事は毎日のことなので極めて大切ですね。
お食事はなんでもいただきますが、やはり一番好きなものは和食です。
よく人からフレンチやイタリアンが好きそうなイメージだと言われるのですが、やはりご飯が大好きなのです。
子どもの頃から当たり前と思っていた、左側にご飯そして右側に味噌汁。
このように置き場所が決まっているのをご存知の方が多いことでしょう。
たとえ左利きの方であっても置き場所を変えてはならないとされています。
それは何故なのでしょう⁇
右と左では左の方が尊いというのは『古事記』の物語から読み取ることができます。
それは、黄泉の国から帰り着いた伊邪那岐神(いざなきのかみ)が左目を洗ったら天照大御神が…
右目を洗ったら月読命(つくよみのみこと)が生じたという物語。
右大臣よりも左大臣の方が位が上だった。
また宮殿は南を向いて建てられていて、天皇の玉座から見ると日が昇る側が左側になる。
東が尊い方角とされるのはそのためである。
このように日本人は古より最も尊い位置にお米を置いて、感謝の気持ちを持って食してきました。
従ってご飯は左側に置かなくてはいけないのです。
なるほど…と納得しました。
無意識にやってることでも意味を知ると、本当に味わい深いものですね。
このような意味を知ることで、食し方が変わっていきます。
ご飯粒を残さず丁寧にいただく。
箸の持ち方も丁寧に扱うようになる。
食前は自然に手が合わさり『いただきます』と唱えて大自然の恵みに感謝する。🙏
食後はまた手を合わせて『ご馳走様でした』と唱えて人々の働きに感謝する。🙏
素敵な作法の心得ですね。
特に殿方がこのような作法を心得ていると、『できる人❣️』思われること間違いなしでしょう。
ナルミサロンでは毎月紳士淑女の基礎講座で『礼儀作法』を学んでいます。
ぜひ日本の素晴らしい作法を身につけていただきたいと心からそう思います。
今日は午後から『食事の作法』を開催します。
今から楽しみです。
ナルミサロンのお問合せは下記の新倉かづこオフィシャルサイトをご覧ください。
ほほえみ贈り💞新倉かづこ