職人について考えさせられた | 今日もNarukix☆日和o

職人について考えさせられた

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昨日は昼間、杖と木刀と居合刀が全部入る袋を買いに水道橋へ。
稽古仲間のもっちー殿がいいのを持っていたのでどこで買ったのか聞いたら尚武堂とのこと。
水道橋には何件か武道具屋さんがあるのです。

その中でも一番水道橋駅に近いのが水道橋商会。
おじいさんが一人で切り盛りしている老舗で、木刀や杖の品質はピカイチだ。僕も師匠に奨められてここで杖や袴を買ったし、僕も人に奨めていたお店だ。

どうせ買うならいつも買う店で、質のよいものをと思い、まずは水道橋商会へ行ってみた。店に入り、店主に挨拶をしたが、まぁそうしょっちゅう行くわけではないので店主も僕のことは覚えていないようで、「初めてですか?」なんて言われて、「いえ、何回かここで道具を買ってますよ」と何気ない会話。で、本題に入って「杖と居合刀が両方入るケースが欲しいのですが」と言うと奥から商品を出してきた。
でも、見てみると普通の居合刀ケースだ。。。
人の話聞いてない・・・ (-_-川)
僕 「これ、杖は入らないですよね?」
店主「そりゃぁ、入らないよ」
僕 「両方入る奴が欲しいんですけど」
店主「そんなのはないよ。とにかくこれ買えばいいから(←押し売り・・・)」
僕 「そうですか。。。知り合いが両方入る奴持ってて、尚武堂で買ったって言ってたんですよね。でも僕はいつもここで買うから来てみたんですけど」

この瞬間、突然店主がブチキレた。。。
普通にキレる場面じゃないでしょ・・・

この店主、尚武堂に対して異常なまでの対抗心を抱いているのです。
尚武堂という単語を発した途端に急に態度が変わって、
「あー、尚武堂とか言う奴とは商売しねーよ!」とか、
他の客(一見さん)に対して「なんなんだろうね、あいつは!あーゆーいい加減な奴は信用しねーんだ!!」なんて愚痴を言い出したり・・・

それでもなんとかなだめようと「僕はいつもこっちで買うからここにきたんですよ」と言っても聞く耳持たない。。。

それでも続けて
僕 「もう少し大きいのとかないですかね?」
店主「(嫌々・・・)ほらよ」と竹刀10本ケースをポンと投げつける。

いい加減な仕事にも程がある・・・
10本も入れて合戦にでも行かせるつもりか?!(苦笑)
そもそも竹刀入れに4尺の杖が入るわけ無いでしょうが・・・

店主「結局どれ買うんだ?」
僕 「両方入る奴がないなら、今使ってるものがまだ使えるからいりません」
店主「ほらみろ、冷やかしだ!」
僕 「・・・」

ここまで来ると呆れて何も言えない・・・

確かに水道橋商会の木刀や杖は職人技というか、質の良いものが揃っているし、一見、この店主は「がんこ職人」に見えるかもしれないが、第一に自分の道具や作った商品を投げるような人間は僕は職人と認めたくない。愛情を込めてこその職人だろう。

そして第二に対抗心を抱くのは勝手だが、来る客来る客に対してライバル店の悪口を言う、これは商人として、いや人間としてどうなのか・・・
「尚武堂はクズだ」とか「尚武堂に行くような奴に売る品はねぇ」的な発言を繰り返しているわけで、もはや悪口どころか、客に八つ当たりするあたり、子供としか言いようが無く、商人ならライバル店の欠点はもちろん、長所も認めた上でいかにライバルより質の良いものを提供するか、また売り上げを上げるかということを考えるのが然りである。
店主は尚武堂の商品は劣悪だと言うが、ぶっちゃけ僕が水道橋商会を奨めて純兄ぃは水道橋商会で居合刀を購入したが、2・3回稽古で使っただけでぐらぐらになってしまった。

自分の欠点を認めず、ライバルの長所も認めず、悪口ばかりをふれて回る。
そんな人に出会って、思いがけず職人の在り方、人の在り方について考えさせられた一日だった。