三崎口駅からバスが発車した。

畑部を抜けて旧びた建物が増えた。車窓からの町並みは二人の心を踊らせた。

昼時が近づき、アキラの勧めで二人は三崎口港の市場食堂で昼食を頬張った。海鮮の出汁が利いた味噌汁や身の厚い魚の切り身に体内の五臓六腑が歓喜した。