休憩を終え、山を下る最中に旧びた寺の門を視た。日本寺とあった。

カナエ「日本寺って聖武天皇の奈良時代に造られたものよね。」

アキラ「千葉の内房総にある日本寺だよな。」

二人は中に入り、砂利道を歩いた。

アキラ「誰かに観られていないか?」

二人は顔を上げた。其処には巨大な仏像がこちらを視ていた。

仏が息を吸った。すると、突風の圧を感じ、二人は舞い上がり、仏の方へ吸い寄せられた。

アキラ「カナエ離すなよ。」

カナエ「飲み込まれる。」

二人は仏の口の中に飲み込まれた。

石碑に穴が開き、二人が吐き出された。石碑の穴が閉じ、二人は石碑を読んだ。石像には、マッシュペリーと記されていた。二人は久里浜にあるマッシュペリー記念公園に着いた。

アキラ「マッシュペリーって浦賀に来た黒船の人だろ。」

カナエ「久里浜の隣は浦賀だから…」

二人が歩いた先に黒船食堂があった。

二人は黒船食堂の中でアジフライを頬張り、京急線で品川まで帰路についた。