カナエが目を覚ますと、澄み渡った青空が視界を包み込んだ。カナエは周囲を見渡し、脳内が混乱した。

カナエ「どこ?」

思わず声が出た。

背後から人気があり、振り向いた先にアキラがいた。

カナエ「‥ここどこ?」

アキラ「どうやらここは山の上らしい。山の周りは海で、海の向こうに街が視える。」

アキラ「降りてみるか。」

カナエは、考察力を最大限に発揮し、過去の記憶を呼び起こした。

カナエ「私達城ヶ島にいて、いきなり海流に飲み込まれて馬の背洞門を潜らなかった?」

カナエ「服も濡れていないわ。」

アキラ「そうだね。それで気づいたら山頂にいた。」

冷静を装ったカナエも体を起こし、二人は下山を試みた。