ドイツ滞在の帰国日にダッハウ強制収容所に行ってきました。
ミュンヘンからは電車で20分位です。
↓私たちがたまたま乗ったこの電車はとても古い車両だったらしく皆が写真を撮ってました。
わざわざこの車両を選んで乗車されていた人もいたようで何処の国にも鉄っちゃっているんだな~と
感心しました
ダッハウの街はとっても長閑でこれから強制収容所の見学に行くとは思えないほどでした。
駅前から強制収容所まではバスで行きます。
駅前には人が沢山いて殆どの人が見学に向かう人なので駅から出るとバス乗り場は直ぐにわかります。
バスに乗って7~8分で到着です
見学は無料で、中のパネル等の説明はドイツ語と英語がありますがオーディオガイドのレンタル(有料)も
↓強制収容所の入り口の門には『働けば自由になれる』という言葉が・・・
ドイツではこの言葉現在は禁句だそうです。
勿論、この強制収容所に入ったからにはどんなに働いたって自由なんてなかったそうです。
ダッハウ強制収容所はドイツの中に幾つかある強制収容所の中でも最も多く人体実験の行われた
収容所なんですって・・・。
↓監視塔があり門の手前には電流が流れている鉄線がありその前には何処に行っても芝生があります。
この芝生に入った瞬間に問答無用で銃殺されたそうです。
収容人数が多すぎて寝るところもまともに無く一枠に10人近くが押し込まれて寝ていたそうです。
この狭い枠の中に10人・・・どうやって寝たんだろうととても不思議でした。
座ったまま寝たのかな??
外から丸見えだし、隣との仕切りもないし・・・。
↓ドイツが敗戦後のアメリカ軍により収容所が解放され喜ぶ人達です。
この笑顔の写真を見た時涙が出ました。
ホントはもっともっと写真を沢山撮ってきたのですが・・・あまりにも生々しく惨いのでブログにアップ
するのは控えたいと思います。
興味のある人はダッハウ強制収容所で検索すると色々出てきます。
日本だとありえないと思うのですが・・・人体実験の様子や亡くなった方の遺体の拷問の写真等々。
見学途中で映画の上映コーナーもあり英語ですが見てきました。
これまた惨い映像が多数で途中で退出される方も多かったです。
映画を見て一通り見学を終えると涙が止まりませんでした。忘れてはいけない歴史だと思います。
展示されている物の説明が全て英語なので読むのに時間がかかり見学自体はとても時間が
かかりますが行ってよかったです。
ミュンヘンに行かれる方には絶対に行ってほしい場所です
今この時代に生きてる私は幸せなんだな~と改めて実感できました。
楽しい場所ではありませんが絶対に行くべきだと思います。
帰りに夫と話していたんですが、戦争を経験した人がまだたくさんご存命なのできっとドイツ人の中には
元ナチスのひとっているんだろうね~と。。。
携帯の方はこちらこのブログに投票する