一人稽古で行える一軸不安定、鼠径部操作、引き抜き歩法、三尖相照などが学べる太極拳の動作を利用した基本稽古を行いました。
次に相対稽古の時に動き出す切っ掛けになる、発勁を行いました。
安住打座で使うベルの音や、枯れ枝が折れる瞬間をイメージするなどで、空間に吸い込まれるように動く稽古をします。
相対稽古を行いますが、抜きにより相手を受け入れて相手崩し、発勁で一気に倒します。
自分が「空間と調和する」波動となり、他の波動を発している異物としての相手のフォトンを「抜き」により物理的な肉体の容器で受け入れ「調和の周波数」に同調させます。
これで相手と自分と空間が一体化し繋がりが出来たので、相手はこちらの動きに着いて来てくれます。
しかし残念ながら動かすことが出来ません。
抜きや三尖相照などまだ十分に出来ていない多岐に渡る複雑な身体操作に加え、目に見えない初めて聞く心想操作まで行わなくてはならず、そりゃ直ぐには出来んよなあと思っちゃいます。
細かく細かくアドバイスを入れながら相対稽古を行うと・・・
初歩の頃の何も考えずにやってた頃の方が、簡単に技が掛かったんですよ。
しかし、複雑化する稽古をこなしていくと、様々な状況に対応できるようになります。
こういう成功体験が、これからの稽古に生きてくるんですよネ。