第661回 札幌交響楽団定期演奏会

初夏のキタラです

風がさわやかで爽やかで
毎日このくらいの気候だといいな

藤も見頃です



指揮:井上道義
ピアノ:北村朋幹

武満徹:地平線のドーリア
武満徹:アステリズム
クセナキス:ノモス・ガンマ
ラヴェル:ボレロ

引退を表明しているマエストロによる札響とのラスト公演となります

正直……
この種の音楽は苦手です

曲はよくわかりませんでしたが
ドーリアは17の弦楽器奏者のためのとありまして
指揮者の前に馬蹄型に8人
後方一段高い場所に9人が並び
音色が交錯します
普段はティンパニがいるあたりから響くバイオリン
不思議な感じでした

配置を変え
ピアノとハープ、チェレスタが絡み合う
怖く感じましたねぇ

30分の休憩で円形に配置変え

ステージの真ん中に指揮
輪のように98人の奏者が囲みます

8人の打楽器がちりばめられ
嵐のような
波のような
あちこちから音が飛ぶ
曲というより体感?
札響初演でしたけれど
これは必見です
機会があればもう一度体験したい

そのままの配置でのボレロ
本来キタラはコンサート用の施設なので
凝った演出などは出来ないはず
指揮者の真ん前に大家さん
赤い照明があてられます
フルート→クラリネット→ファゴットと続くソロパートはスポットで温かな照明
マエストロらしい演出です



配置変えの時間が長いぶん
演奏時間はさほど長くはないのですが
マエストロはお疲れのようでした
定期公演は土日の二回ありますし
今日の当日券は完売だったそぅで
遠方から来られた方もいるらしい

不思議な時間を共有できて
良かったです