満足度 ★★★ ドッグイヤーページ数10
もしあなたが面倒くさがりやだとしたら
それは一つの才能であり、とてつもない
可能性を秘めているということ
本書では筆者は「面倒くさい」ことにならない
ようにするために様々なマインドや方法を
紹介してくれています。ここでいう面倒くさい
事態を避けるということは、効率化するという
こととほぼ同義だと考えることができます。
内容は考えた方の部分から日常生活、仕事生活と
幅広いものになっており、著者のライフスタイルを
交えながら簡潔にわかりやすく説明されています。
内容自体はそれほど目新しくはないものも多いですが
「なるほど」と思わされるような文章構成や表現に
よって非常に頭に入ってきやすいイメージです。
これまでの人類の発展の根源には「面倒くさい」を
解消したいというモチベーションがあったという
説明はとても納得できました。世の中に次々に
生まれる製品やサービスは、「もっと便利にしたい」
すなわち面倒くさいを解消したいという考え基本に
なっているという視点で見ればすべて腑に落ちます。
逆に考えれば、自身が「面倒くさい」と感じることを
考えて、それを解消するサービスや商品を生み出せば
世の中に受け入れられる可能性は高いということです。
この視点は今後、自身のビジネスを構築する上でも
重要なものになるだろうと感じました。
著者はレバレッジコンサルティング代表 本田直之さん。
第1章 考え方編
第2章 日常生活編
第3章 仕事編
雪だるま式に増えていく。
■ 自分がやる気を失っても誰一人として
得をしないし、ただ自分が損をするだけ。
■ やる気が出ない時ほど動いてみる。
小さなことで良いからスタートする。
■ 出来ない理由を考える=言い訳をする
出来る理由を考える =工夫をする
■「考える」という行為は物事を複雑化する
ためではない、単純化するためである。
■ 自分で型を選ばないと、気づかないうちに
他人が作った型にはまることになる。
■ 「やらないこと」を決めておく