浅田真央サンクスツアー

熊本公演

アクアドームくまもと


2020年の最終公演が12月19日、20日の日程で“熊本県アクアドームくまもと”にて開催されました

この熊本公演は2019年2月に続き22か月ぶりに同じ会場で二度目です
ここはサンクスツアー会場の中では観客席の多い方であったが、来場を控える方が多かったせいか、休止後に再開された京都や兵庫と同様 2階席は疎らで空席が目立っていました

本来なら3月28,29日開催の予定だったが新型コロナウィルス感染拡大防止の為日程が延期されて、更に第3波による感染者は増加傾向にあり、不安は残るものの、厳重な感染防止対策の下開催されました
初日会場に到着したら前回の秋田とは異なり天候に恵まれ、12月も中盤が過ぎ行くのに屋外では日差しが暖かく吹く風は冷たいけど心地良いお昼前です

建物屋外に広くスペースを取り設営されたテントで1.手指消毒 2.体温計測 3.セルフチェックシート記入、提出 4.チケット半券に氏名,連絡先記入 5.半券もぎりは各個人 6.会場入場前に再度手指消毒と、厳重な対策をソーシャルディスタンスを保ちつつこれまでの会場より数多くのスタッフを導入して行われていました

このイベントから感染者を出さない、真央さんに負担をかけないと言う意気込みが入場時の対応から伝わって来ます


取り敢えず公演前に熊本公演限定マスクと、新作グッズのサンクスツアーロゴ入りトレーナーを購入しました

マスクデザインは兵庫限定のものと色合いが似ている様に思います


さて、初めて経験する様々な事が起きて不安だった一年を納め、ラストイヤーとなる来年に繋げる公演になるのか…と感慨深く思っていたら、新型コロナウィルス感染症はサンクスツアーの2020シーズン締めくくりの公演でさえ素直に終わらせてくれない…

スケーターの1人橋本誠也さんが「感染者と接触した可能性が強い」事を理由にPCR検査結果は陰性であったが出演辞退

会場アクアドームくまもとのエントランスに張り出されたお知らせに驚き隠せない

「リッツ」は?

「素敵」は?

「ポルウナ」は?

「仮面」は?

「ラフ」は?

どうなるのか!

今年2月の神奈川公演以降、予定された公演は余儀なく延期、或いは中止に追いやられ、当初今秋30歳の誕生日を迎えた頃にサンクスツアーを終え、次のステップへ進むはずだった真央さんの予定を先延ばし、ファンへの感謝の想いを届ける事を優先して、できる限り延期した公演は開催すべく準備をして、一区切りの2020〆公演だったのに


もうこの様な事が起きない様、コロナ感染症収縮に願いを込めて、予期せぬ9人サンクスへの変更点を記しておきます(敬称略すみません)

1.This Little Light of Mine

前半真央そのまま メンバー登場以降誠也ポジションの間隔を詰めて変更は無し

2.Smile~What a Wonderful World

前半誠也抜け間隔詰めて後半真央そのまま

3.So Deep Is The Night

遥そのまま

4.Chopin,Nocturne No.2

リッツを担当するのはやっぱりエルニなのかなぁと考えていたら、このノクターンで前半いつも通り星、後半珍しく無良が登場しエルニが確定した

星、無良コンビは4回の公演とも固定


5.Puttin' On the Ritz

代役はエルニ 真央の脇を抱えて側転は行わずエルニがしゃがみその上を真央が片足振り上げ回す

6.Bei Mir Bist Du Schoen

早着替えの帽子キャッチは星 登場4人四角フォーメーション→3人三角 

男性順次見せ場無良3Lz後も誠也のバレエジャンプまで 素敵コーナーでの投げキッスはその後の誠也の両足跳ね上げ抱っこの代役で無良がスタンバイの為エルニ1人 無良はその後脇抱え後転に周る 中盤~後半の真央とのペアシンクロは順次フォローし合うので不慣れのせいかどうしてもズレが出るのは仕方ない 素敵選びでは3人の内2人を次々と撃ち倒す荒業もあり

7.Debussy,Clair de Lune

女性陣そのまま

8.Over the Rainbow

女性陣そのまま

9.Bach,Cello Suite

真央そのまま

10.Por Una Cabeza~Payadora

男性四角フォーメーション三角 渚リフト回避してリフトルートを渚とのペアスパイラルで相手が順次入れ替わる

11.Khachaturian,Masquerade

フォーメーション変換が激しいので目で追えない 4ペア場面は全員ソロ、2ペア+33ペア+ソロと場面に応じて使い分け

12.Madame Butterfly

真央そのまま

13.Rachmaninoff,The Bells

無良そのまま

14.Jupiter ~未来への光~

女性陣そのまま

15.Ritual Dance (Black)

5人黒リチュを見慣れた目には4人縦並びでは寂しさ感が大きい 5人デルタ隊形の大黒鳥羽ばたきは先頭の真央が誠也のポジションへ下がり台形隊形に

真央-右前(羽ばたき両手右のみ)

無良-左前 

川原-右後 

エル-左後 

.      ▲

.    ▲       →      

.▲         ▲           エ    

16.Ritual Dance (Red)

真央+女性陣そのまま

17.Rachmaninoff,Piano Concerto no.2

トップの星が誠也パートまで続ける、2Aとキャメル&シットのコンビネーションスピンまで引っ張り、2番手のエルニが早目に登場してノクターンでのウィンドミルからのシットスピンからスタート 無良,真央そのまま

18.Wind Beneath My Wings

中盤メンバー紹介で誠也は登場しないがスクリーンには映し出され「本日不出演」表示(初日昼で次の遥が間違って登場してしまい苦笑い 迷いながら幕に戻るが直ぐに出るタイミングになって行ったり来たり笑ってる 次の無良もそこそこ笑いながら登場、初日夕はTVモニタリング特別演出)後半の全メンバーはスマイル同様誠也抜けるだけ

+α.アンコール周回(I Got Rhythm)

誠也抜けるだけ


リッツ初演のエルニ、緊張してたのでしょう動きが固かったね、仮面で星と理紗がぶつかりそうになったり、素敵の真央の足(ブレード)を星が掴み損ねたり、リッツ登場で二人の息がズレたのかステッキ落としたり…所々細かく見ると、ぎこちない部分がなくは無いけど、不安定な氷上で普段歩く走る速度とは比べ物にならないスピードで滑り複雑なフォーメーションの変更を限られた短時間で作り上げたメンバーは見事です


初日夕方公演で、愛は翼に乗っての直前のスクリーンVTR終わりに「本日は特別演出です」と表示されて会場ザワつく感じでピアノ生演奏からスタートした時は、何が始まるのか全く分からなかったのですが先日のTVで放送された通り


2020千秋楽第173回公演でも通常通り終演となり2019モリコロのスモークや銀テープ噴射の様な特別演出は無し(メンバー直ぐに帰京の為とか

レンタカーでの帰り際、シャトルバスと逆方向に出場したらその先でメンバーが乗っていると思われる?(あくまで憶測.w)カーテン閉ざされた中型ハイデッカー観光バスが異なる出口から出場してきて遭遇、一旦真後ろに着くも追跡はしません


思えば2020年のサンクスツアーを地元県民のみでの開催となった滋賀、栃木、を除けば、大阪から始まり最終熊本まで全ての公演地で観ることができて幸運でした

真央さんが1公演1公演全て違うと言われる通り進化を続けそれぞれ異なる見方感じ方で、限りあるラストシーズンを見届けたいと再認識しました


まさかサンクスツアーが終焉する予定だったシーズンがこの様なイレギュラーで終える事になるとは露とも知らず、この危機を難なく4公演乗り越えたチーム真央の結束力たるや計り知れない


これを予期していたかの様にスキルアップを重ねてきたプロデュース力、それを信じてブラッシュアップを重ねたメンバー、公演の運営,各地で公演に係る全てのスタッフ、全員が真央さんが今まで応援してくれた人達に感謝を届ける為に力を結集して2020が完遂できたのは当然だったのかも知れません