地味で彼氏もいないOLの小百合。
港がある地元をリスボンとダブらせて(想像して)生活していた。
自分は地味なのに、弟はみんなが認める2枚目。そんな弟が小百合のプライドでもあった。
ある日、高校の部活の同窓会にて、当時憧れていた先輩と会うことになる。
あの頃の思い出が甦り、恋に落ちていくが・・・
薄い文庫だけど、登場人物は多彩で、色々な人が出てきます。
もっと長い小説にできたのでは?と思いながらも、テンポの良さと、主人公の気持ちの揺れに大満足の小説でした。
弟とは違い、地味な自分に自信が持てず、勇気を出せないでいた。
そんな時、2枚目の弟に地味な彼女が出来た。
その彼女を認められない小百合。
何故なら、地味な自分は、憧れの先輩に遠慮し、気持ちを伝える事すら出来なかったから。
「あの人と自分はつり合わない。だから、この気持ちは伝えられない。」
ずっとそう思っていたのに、地味な女が2枚目の弟と付き合っている。
その事にイライラしてしまう。
終盤の弟の彼女との会話の一節。
「間違えたくない」
だから、2の足を踏んでしまう。時には間違いだと解かりながらも挑戦しないといけない。
弟の彼女から共通点を見出した小百合は、自分の恋が間違いだと承知で挑んでいく。
最後は、含みを持たして終わらせている。
その後の主人公がどうなったのか・・・色々想像してしまいます。
- 7月24日通り/吉田 修一
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