人は何か目標ができた時、それを手に入れたいと願うと同時に、その欲求が満たされない事の恐怖感を同時に持つ事になります。
例えば、恋。好きな人ができて、「あの人いいなぁ~。振り向いてほしいなぁ~」と思うと同時に、行動を起こして失敗してしまった時の事を想像し、傷つくのが怖くなる。そうするとなかなか動く事が出来なくなりますよね。
色々な所で、アドバイスをくれる人がいます。「動かないと何も起こらないよ。そんな恐れずにドンドンと動いたらいいんだよ。」と言われたら、「なるほど、そうだよな!恐れずに頑張って動いたらいいんだ!」とその時は思うでしょう。
やる気も起こり、ドンドンと進んでいけたらそれはとても素晴らしい事ですが、それでもいざ行動と言う時に、ためらって何もできずに落ち込んでしまう人もいると思います。
アドバイスをもらって励ましてもらったのに結局動いていない自分は駄目だなぁ~。なんて、自己嫌悪に陥って余計に動けなくなっていってしまう。恐がりで勇気がない自分は駄目なんじゃないかと思う。こんな事ってありませんか?
実はこれには理由があって、決してあなたに勇気がないわけでも、駄目なわけでもありません。先ほどのメッセージの中にある「恐れずに」という言葉が、行動を止める原因になっていたりします。
どういう事かと言うと、「恐れずに」という言葉には否定の意味が込められています。恐れという感情を否定している事になっているのです。恐れずに動かなければ!と思えば思うほど、恐れの感情を持つ自分を否定する事になるのです。
「恐れに打ち勝つ事が成功するために必要な事。だから恐れてはいけない。強く信じて突き進むんだ!」というメッセージが世の中にあふれているような気がします。
恐怖に打ち勝つという事は、それと同時に恐怖に負けている自分が居るという事になります。無意識に負けている自分という存在を確認する事になり、そんな自分じゃ駄目だ!うまくいかない!と自己否定の連鎖に陥ってしまいます。
僕は言います。「どんどん怖がって下さい。恐れがあっていいんですよ。恐れバンザイ、ありがとうですよ。」と。
人の感情の中に、恐れは確かに在るものなのです。恐れを否定せずに、「あ~今自分は恐いんだなぁ~」という様に、恐れの感情を受け止めてあげましょう。
それに、恐れにも良い所があるのです。傷つくかもしれない自分を、傷つかないようにと守ってくれているのです。どうですか?恐れってなかなかいい奴でしょ。
勇気の反対に恐れがあるのではありません。この二つは共存する事ができるのです。
だから、恐くても勇気を持って飛び込んでみる事。自分の心の中にある恐怖心と共に飛び込んでみる事。
「行動は恐れと共に」という事です。