こんにちは。

SAKURA地域未来創生会代表 みつもと成章です。

 

 

昨日は、『第44回佐倉市消防団消防操法大会』が盛大に開催されました。

多くの来賓の方々や、消防団員の家族やOB、子どもを連れた市民の方も多数見学に来ていました。

 

私もいち消防団員として参加してきましたのでご報告いたします。

 

操法大会の様子(我が部はポンプ車操法です)

 

消防操法(しょうぼうそうほう)とは、日本の消防訓練における基本的な器具操作・動作の方式。総務省消防庁の定める『消防操法の基準』に基づく火災消火を想定した基本操作の訓練である。第二次世界大戦後から、主に消防団の訓練形式として本格的に行われている。wikipediaより

 

火災現場では、消防署だけでなく、我々消防団も水を出して消火活動を行うことがあります。また、水利から火災現場まで距離がある場合、消防団のポンプ車で中継を行うなど、消防署の消火活動支援をしています。

そして火災だけで無く、水が溢れたときは水防出動を行い、ポンプ車を使った排水作業も行います。(水防訓練では土嚢を作り設置する訓練も行っています。)

 

実際に水利から取水し消火活動を行ったこともありましたし、水防出動も経験していますので、消防団員は日頃からポンプ車の操作訓練を行い、マスターしておかなければいけません。

その訓練の基本となるのが消防操法ですから、消防団員として操法訓練は必須ですね。

 

消防操法大会はその練度を競う部対抗の大会です。

 

我が部は現在サラリーマンが多く、なかなか訓練の時間が取れませんので、仕事が終わった後に夜な夜な訓練をしてきました。

 

夜の操法訓練

 

実は今回、私は指揮者として出場予定でしたが、足のケガにより参加できず、部の先輩指揮者に交代していただきました(汗)

他にも直前に選手の交代があったり、今年は秋祭りと重なりメンバーの訓練時間が思うように取れず、結果は惨敗でした。。。

 

操法訓練を行うことによって消火の手順をマスターすることができるので、消防操法はその訓練の性質上、「新入団員が選手を務める方が良い」というのが我が部の方針です。

指揮者は部を指揮するのでベテランが適していますね。

 

佐倉市消防団は、第一分団から第七分団の計65部設置されており、各部15名の地元ボランティアで編成されています。(成り手が無く、欠員のある部もあります)

 

実は、消防団の活動は年間通して結構な数ありまして、団員は時間を割いて昼夜問わず参加しています。

平成28年度の我が部の出動データがありましたので掲載しておきます。

  • 定例活動(月2回、車両・備品点検、管轄内巡回) 20回 168名出動
  • 訓練(幹部・新入団、操作方法、水防、実践) 13回 102名出動
  • 検査・点検(貸与品、機械器具) 5回 29名出動
  • 火災・水防出動 4回 21名出動
  • 火災予防活動(秋季、歳末、春季) 9回 65名出動
  • 警備(花火大会、地元夏祭り) 2回 10名出動
  • その他(連絡会議、操法大会、出初式など) 6回 25名出動

  延べ 59回 420名出動

 

月当たり、約5回で28人が出動しています。

平成28年度は比較的火災・水防出動は少なかったので良かったですね。深夜や明け方などに火災出動となると、団員は不眠で仕事に行かなければなりません。(汗

 

地元消防団は、ある程度の装備を与えられ、訓練を行っている地域防災の要です。

いち団員として、大災害が起こらないことを心から願っていますが、いざというときに地元の皆様の「生命と財産」を守ることが出来るよう、今後も練度を高めていきたいと思います。