アヤカシ横町2番地!



第11話「心配」




翔太の家に住むことになった陽子は、
家事係の夕夏(ゆうちゃん)に頼まれて
おつかい(?)に行った。
途中で変な学生に絡まれたが、
心配して駆けつけた翔太により無事だった。



「はぁはぁ」

「大丈夫?」

俺は陽子の手を離して言う。

「うん、来てくれてありがとう。」

陽子は息を切らしながらも微笑む。

俺も釣られて笑顔になり、

「よかった。」

2人は夜の森に囲まれる。



次の日...

「っここは?!」

俺の隣の陽子の部屋が大きく変化していた。

「ゆうちゃんが通販で服とか家具とかを用意してくれたの。」

「やっぱり時代はネットですね~!」

「夕夏さん...」

「おはようございます。きょうは休日だよー!」

「てことは、葉月くるんじゃない?」

「あ、そうだね!楽しみだな!」

陽子が目をぱちぱちしている。

「葉月?さんって誰ですか?」

「あー、陽子ちゃんにはまだ言ってなかったわね。葉月って言うのは私の妹で、翔太くんの幼なじみ。」

「?じゃあゆうちゃんと藤原くんも幼なじみってことですか?」

「まあ、そうとも言えるよね~。」

「変な関係だな。」

「本当。」

陽子はなぜか嬉しそうに上を見る。

「楽しみ?」

俺が言うと、陽子はあわてて別に!と言う。
図星だな、顔に出やすいタイプか。

「ねえ、葉月さんってどんな子?」

「うーん、お菓子が大好きで怒りっぽくて...夕夏とは真反対みたいなやつだな。」

途端に陽子は固まった。

「い、いやだからと言って怖いやつじゃないから大丈夫っ!」



ピンポーン



ガチャ


「よお」

「お邪魔します。」

「あー、葉月!久しぶり!」

「陽子、こいつが夕夏の妹、髪風葉月(かみかぜはずき)だよ。」

「陽子、です。」

「この子が最近俺の家に住み始めた藤原陽子。」


つづく