起床時の腰痛

 

40代 男性

施術回数2回

 

  

よくある腰痛、されど腰痛。

腰という字には要という字が入っているよ、と。

 

よく、

「人間が直立歩行を獲得してから、

腰痛のとの歴史が始まった」とか言いますが、

ホンマかな?ダックスフンドもヘルニアになるし。

もっと昔からあると言えばあったんじゃあないかな・・・

 

知らんけど(^^)/

 

まぁ、機能的ないわゆる非特異的腰痛は、鍼灸の得意分野です。

 

 

【主訴】起床時の腰痛

朝起きてから、洗顔のために体を前屈みにした時、

「ピリッ」と腰に痛みが走った。

しかしながらこの方もベテランの腰痛持ち。

危ない!と思ったらしく瞬時に回避行動を取って、

最悪の事態は免れたとのことでした。

 

いますよね、腰痛のベテランの方(笑)

 

痛みの部分はやや右側で、

来院時は前屈みも後ろに反らすのも痛い。

仰向きで寝てもらい、

足を抱えて股関節を曲げる動作で痛みが出る。

普段は立ち仕事で腰には絶えず負担を感じていたが、

昨日は特にいつも以上に負担を掛けた覚えはない。

 

「昨日の晩ごはん、とても遅く食べたか、量を食べ過ぎたでしょ?」

はい、ビンゴです。

この患者さんはリピーターなので、

だいたいの生活習慣や性格は把握済み。

 

東洋医学でいうところの、仕事で疲労しているところに、

脾胃を酷使して血を消費してしまい、

肝陰血が不足したのが原因の腰痛でしょう。

早い話が、食べ過ぎが腰痛の原因になるということです。

よくある腰痛、されど腰痛。

 

 

【施術内容】

話を聞いただけでは、証は肝虚脾実証となりますので、

あわせて腹診と脈診で確認。

やはり、肝虚脾実証。

 

左曲泉穴に補法また、

左陰陵泉穴に補法で輸瀉をして陰経を整えて、

陽経は胃経を調整。本治法終わり。

この時点で腰の痛みはほぼ無し。

標治法は、経絡骨盤調整法で骨盤周囲を整え、

宮脇式奇経灸で外関ー臨泣。

左後渓穴と、背部から腰臀部にかけて気になるところに知熱灸。

背部を整えたら施術終わりです。

 

 

【施術経過】

2日後に来院。

腰痛はないとのことでした。

報告と念のためにもう一度来院したもらえて、ありがたいです。

前回と同じ施術をして、今回の施術例を終わりました。

また、お仕事頑張りましょうね~

 

 

こうして文章に起こすとあっさりした感じですが、

実際はそれはそれは鍼灸施術を受けると楽しいですよ(*'ω'*)

みなさん病みつきです、間違いない(笑)

 

 

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大阪市阿倍野区西田辺町

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なる鍼灸院

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