ティップランのような繊細な当たりをとる釣りで、

ロッドに求められるものは、はっきり言って2つしか無い。それはティップの繊細さと、ロッドの自重だ。その2つの要素で、目感度と手感度が決まると言っても過言ではない。

そうなると、前者はチタンティップかどうかとなる。フィッシングショーでダイワのスタッフに確認したが、

イカが抱いた時に出る反応となるティップの曲がり、戻りというのは、チタンでもそれ以外でも大差はないが、そっとイカが抱いた場合、それはチタンティップでしか反応が出ない。

今、チタンティップのティップランロッドは、

①ダイワのエメラルダスEXボート

②テイルウォークのティップバンTZ

③オリムピックのヌーボカラマレッティ

しかなく、

②は、MLでもルアーウェイトが50gと心許なく、

自重は90gある。

③は、Mしかなく、ルアーウェイトは70gまで対応でき、自重は91gある。

戻って①は、MLに511と65があり、

ルアーウェイトは、前者は70g、後者は90g、

自重は、前者は79g、後者は81。

よって自重を考えるとチタンティップのベストは①と言える。

それに唯一対抗できるのが、軽さを追求した

④がまかつのラグゼEGTRアルティメイト

である。

④は、MLに510と65があり、

ルアーウェイトは、両方100g、

自重は、前者は53g、後者は、58gと

究極に軽い。

こちらもフィッシングショーでがまかつのスタッフに何故チタンティップを採用しなかったのか、確認したが、テスト段階では、チタンティップも検討した結果、採用しなかったと言う。

よって最高のロッドは、チタンのダイワか軽さのがまかつの二択に絞られ、

あとは、皆さんのフィールドによって100gまで必要ならがまかつ、皆さんのしゃくる技術が不安なら、ティップが折れにくいダイワといった選び方ができると思われる。

皆さんはどちらを選ぶでしょうか?