ヤツとは幸いなことに別居しているので、毎日被害が続くことはありません。

ヤツが出ていくまで、同居していた地獄のような時期を思えば
今は確かにラクといえます。

現在、ヤツからの攻撃は波のようで、音信不通→攻撃→音信不通
の繰り返しです。

攻撃内容は、今はもっぱら電話・メールです。

とにかくしつこく電話がきます。


「謝れ」

「あたしは何も悪くない」

「あたしは追い出された」

「おばあちゃんの介護を放棄してるだろう、人としておかしい」

「お前たちは狂ってる」

「あたしの悪口を言ってるにちがいない」

「早く死ね」


ヤツからの電話を受けていると、体が震えてきます。

怒り、無力感、絶望、呆れ。


始めはこちらもつい真っ向から対応してしまうので、
お互いエキサイトしてしまいます。

「謝れ」に対し「何を?」なんて聞いても、ヤツ相手に
意味をなさないのはわかっているのですが。
つい普通の会話を試みてしまうんです。

「今日は遅いから話があるなら明日にして」
なんて言葉すらヤツには暴言のガソリンになることを忘れてしまうのです。


でも、話にならない話を続け、暴言と罵声を浴びているうちに
だんだんと震えがひどくなり吐き気までしてくるので、適当に
「はい、はい、悪かったですすいません」
と話を終わらせます。

一応そこでヤツは

「マジ反省しろ、償え、死ね」

と捨て台詞を吐いて電話を切るのですが、すぐまた電話が鳴ります。

それも何時間も。


最近ふと試しに

「わかった、そんなに話がしたいならそっちに行くから。
都合の良い日を教えて。直接会って話しましょう」

と言ってみました。

「死ね死ね死ね死ね死ね…!」

と叫んだあと、慌てたように電話を切られました。
旦那さんや旦那さんの店の従業員にバレたらやばいことが
山ほどあることはわかってはいるようです。

そもそも暴言電話をかけてきていることも旦那さんには内緒のようですから。

相変わらず、外面は良いようです
(旦那さんにはもうある程度、中身はバレているはずですが)


でも、慌てて電話を切ったそのあとも腹の虫がおさまらないのでしょう、
無言電話が何時間も続きます。

結局、どんな対応をしても何時間もの電話からは逃げられないんです。

ホラー映画のようです。

電話のベル恐怖症になりそうです。

それから数日間は電話の音と罵声が耳から離れず、
震えが続き眠れなくなります。

そのことをヤツに伝えたこともありましたが…


「被害者ヅラするな死ね」

「被害者はあたしだ、謝れ、死ね」


やっと忘れたと思っても、ふとした瞬間に思い出して手が震えてしまうんです。


ヤツは信じています。
「あたしは誰より常識人」
「世の中を知っている」
「人を見る目がある」


そして
「非常識!」「世間知らずもいい加減にしろ」
ヤツの口ぐせです。


非常識=親と姉が自分に従わなかった。
という意味です。

たとえば、学校に通っていた頃の話。
深夜に帰宅すると

「明日までの課題、まだ手をつけてもない!
どうしたらいいの!?」

と騒いだことがありました。
課題の内容を聞くと、徹夜で終わるようなものではなく、
コツコツ材料を集めておかなくては出来ないようなものでした。

「できるだけやって持っていくしかないでしょう?」

「ムリ!あの先生、超怖いのにどうするの!?」

「どうするって言っても終わらないんだから、先生にそう話すしかないよ」


ここで逆上です。

「課題やってこないなんて超怒られるに決まってるじゃん。
なのに終わらないまま行けって、頭おかしいよ。どうにかしてよ。
先生にたいして失礼だと思わないの?非常識!」


…はい、意味がわかりません。

課題をやらなかったのはあくまでヤツです。
それを「どうにかして」と騒いでどうにもならないと「非常識」。

ヤツの中で、私や、特に母親は「魔法使い」だったようで、
「どうにかして」と言えばなんでもかなうと信じていた節があります。
もちろん、どうにかできないと逆上するだけです。



またヤツは出会った人をすぐ理想化するので、よく危ない目にあっていました。

ネットで知り合った人といきなり会って金銭のやりとり。
(ヤツはパソコンのメアドを持っておらず、
私のアドレスを使ってやりとりしていたのですぐバレました)

美容機器やエステの勧誘にハマるのは日常茶飯事。

止めようとすると

「そんなドラマみたいな危険なんてありえない。世間知らずが口出しするな」


いったい何をもって「自分は世間を知っている」と思ったのか。

「コンビニのバイト経験あり」&「夜遊びしてる」
…がその根拠らしいです。


頭悪いとしか言いようがないと私は思うのですが。


妹がときどき泣きながら言う言葉です。


「あたしは普通にしていたいだけなのに」

「あたしは一方的に追い出されたんだから!」



「普通」のすべてを破壊して、無断で帰ってこなかったのはヤツです。
何度も話をしたのに逃げたのはヤツです。

絶縁前のヤツの「普通の」生活は

「連絡を断ち、帰宅はせずに好き勝手やって、
でも気が向いたらこっそり帰って洗濯など、生活の世話はしてもらう
(世話をさせてやる)
家族が帰省で不在ならこれ幸いと、とっかえひっかえ男も連れ込む、
でも家族に口出しはさせない」


追い出したといえなくもないのでしょうか…
最終的には私が鍵を取り上げましたから。


「なんでそうなったか忘れたの?」

「何のこと言ってるのか知らないけどさぁ、いつまでもこどもみたいに
約束がどうのとか言わないでくれる!?
ガキかよ!?
そんなだから(以下罵声)」


都合の悪いことはきれいさっぱり忘れて「あたしは被害者」。


腹を立てても仕方ないとわかってはいるのですが…

ときどき、発作のように怒りがこみあげます。