エレキギター 値段と音の違い という、以前に書いた記事の続きであります。
そもそも、いくらまでを、安いギターというのか?が人によって違うので、そこの定義から。
私が安いギターという場合、主に5万円以下のものをさします。
1万と5万のギターの比較は「安い中での比較」となります。
しかも、弾き心地、については、あまり重点を置かずに、ブラインドテストで違いがわかるほどの音の変化、に焦点を絞っています。
安いものを選ぶかどうか、というのはその人の懐具合や、ギターを今後何本買う予定なのかによって変わってきますので、ここでは、「なるべく良い音で、かつ、予算を抑えたい」という観点で書いてみます。
高いものはいろいろな面で、高いだけのことはありますが、普通に聴いてものすごく違いが分かるほどたとえば、値段が30倍だから、音が30倍よくなる、なんてことはありません、残念ながら。 1.2-1.5 倍くらいじゃないでしょうか。ただ、その差を「大きい!」と感じられるほど耳が肥えていれば、そちらを買うでしょうし、そのころには、ブランドやモデルや弾き心地へのこだわりが、音よりも気になっているかもしれません。
で、本題の、「安くてもいい音!」ということのための、ポイントをまとめてみたいと思います。
自分でやってみて、効果があった方法をあげてみます。
特に、今の音がいまいち、と思っている人向けです。
・弦を高いものに変える。
これは、かなり、違います。音が悪いのはまず、弦が良くない、というのはよくあることです。
何種類か有名どころを買ってみて、比べるといいと思います。
おすすめのエレキギター弦 参考サイト
人によっては、これだけで、もう目的達成!ではないでしょうか。
・シールドを変える
ギター本体に手を加えませんが、アンプとつなぐシールド、これがですね、かなり音が変わります。モンスターケーブルや、ベルデン、ジョージエルス、など、ものによって、広域が出るもの、音を太くするもの、など、いろいろとあります。
・コンデンサーを変える(改造になります)
エレキギターですから、中に電気回路が入っていて、コンデンサーというパーツが使われています。安いものでは100円くらいから高くても2000円以下というところです。
すばらしく参考になるサイトをご紹介します。
・ピックアップを交換する(改造です)
ギターの音はピックアップで決まるといっても過言ではありません。
15万以上もするギターと同じピックアップを積むと、どういう音になるか。
「びっくりするくらい」音が変わります。たぶん、音も大きくなります。
きれいな音、倍音豊かな、密度の濃い、太い、ワイルドな、、、とそれぞれ個性があります。
という、なんだか紹介記事になってしまいましたが、それぞれのリンク先はさらに詳しいことが紹介されていますので、おすすめです。
弾き心地、は実は音以上に、プレイヤーにとっては重要な要素です。
弾き心地が良いと、良い演奏ができるからです。
高いギターは、演奏する機会が多くなるほど、音よりも、持った感じの弾きやすさ、弾き心地などのほうに感動するようになるかもです。
ひきやすさは、弦高、ボディー形状、材質や重さのバランス、フレットの仕上げ、などが影響します。それはまた、別の機会に書きたいと思います。
というわけで、まずは、弦とシールドを変えてみる、それだけでずいぶん変わる!という話でした。