人が本当に欲しいもの

には、関心はない。

実際にものすごく欲しいモノがあるとして、それを得たい理由は、そのモノにあるわけではなく、
そのものを得ることによる、感情的な満足、を欲している、と。

このへんは、そういう文を読んだりすることも多いので、わかっているようでいて、実はわかっていなかったりするポイントです。

だから、実際に手にしてみたときに、予想したほどの満足は得られなかったりする。

文化祭は、当日よりも、その準備のほうが楽しいというやつですよ。

「残すところあと1日。明日は文化祭の初日じゃからな。」

とすれば、モノを、或いは目的を追いかけることそのもののほうが楽しいわけなので、その気分そのものを味わって、今に生きる、というのが、正解、なのでは。

モノは、シンボルですよ。ゴルフのホールに立っている旗ですよ、目印目印。
あの旗がどうしても欲しいっていってもちかえっても、感情的な満足は得られません。

そこに気づいてしまえば、目標に振り回されることなく、過程を、今を楽しみ、目標を目指す楽しみも両方を味わえることになるのではないでしょうか。

旅は、終わらせるために行くのではありません、途中の楽しみのためにいくのです。

感情的な満足が、真の目的であるなら、今この瞬間を、生き生きと過ごすことで、目標への達成度に関わらず、どこでも得られるのではないでしょうか。

昨日も明日も存在しません。永遠に続くいまがあるだけ。
明日を体験するときに、明日は、いまになっているわけだから。