障害者手帳を持っている私。

半年ほど前に、路線バスを降りるときに提示してからしばらく手に持って歩いたまま目的地へ。

その道中で落としてしまいました。

それは目的地へ到着したときに手に持っていたはずの手帳がない!ということに気付いたから。


こういうとき、井上陽水さんの『夢の中へ』がどうしても頭の中を過るんです。

♪探しものはなんですか?→手帳。

見つけにくいものですか?→それは言える。

かばんの中も机の中も

探したけれど見つからないのに→そうなんです!

まだまだ探す気ですか?→本気です。

それより僕と踊りませんか?・・・→踊る暇があったら探します♪


ありがたいことに、結局は道中の花壇の中にあるのを、落として数日経ってからどなたかが見付けてくださったそうで、文書を受け取った翌日に警察署の落とし物係へ取りに行き、事なきを得た形です。

落とし物係の職員さん曰く、拾われた方のお名前も明かせない、またお礼も要らない、とのこと。

届けてくださった方には感謝しかありません。


手帳には顔写真が貼ってあり、氏名、生年月日、住所等の個人情報は記載されているものの、連絡先が記されていません。なので、勝手に記載するとどうかなと思い、付箋に連絡先を記載して挟んであります。

それとこの手帳、カードサイズの蛇腹状3枚分の大きさで、薄い二つ折りのカバー(外は色付き、中は透明)に挟んであるというなんとも頼りない造りのものです。

落とし物係で受け取ったとき、落とした日から拾得された日まで確かに雨の日がありましたが、紙の一部が雨で濡れてそのまま乾いたのか、肝心の名前のところが辛うじて読める感じでした。


警察署を後にしてから決めました。

歩くときに大事なものは手にしない。急いでいても必ず一度立ち止まってからジッパーのついたかばんの中に入れる、と。


それでも、残念なことに、今日また手帳と一緒に挟んでいた路線バスの回数券を落としてしまいました。

今日は手帳割引の効く列車から降車した後で、一緒に乗り合わせていた方が私を追いかけて渡してくださいました。「ありがとうございます。」と言いながらペコペコと頭を下げました。

おそらく手帳の縁からスルリと出てきたんでしょうね。まだ数枚しか使っていなかったし厚みもあって挟んでおくには不向きだったかな。


じゃあ、今後はどうしようか。

とりあえず、回数券は小銭入れへ入れておきました。

何か私にとっていい方法を模索中です。