こんにちは、なりやまの嫁です(`・∀・´)+

 

さてさて、レコーディング本番!ということで、

今回もレコーディングの録り方のお話をしていきますよー♪

 


☆はじめての方へ☆
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最初の記事「このブログについて」をご覧いただけると当ブログの趣旨がわかります^^


前回の内容まとめ】

・何事もまずは行動から

・RECを誰かと一緒にする場合は歌詞をパート分けしておくこと


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・録り方には大きく分けて2種類ある


夫「さて、録ってこか!」


嫁「おうよ(`・ω・´)ノ」


「確認やけど、今回のレコーディングでは各パートごとに分けて録っていくで。

 順番としては、Aメロ→A2(2コーラス目のAメロ)→Bメロ→B2→Cメロ→サビ→サビ2→大サビの順やな」

 

※パート分けの詳細に関しては前回記事で紹介しています


「要はパターンが同じものをまとめて録っていくスタイルってことやね」


「せやな。この録り方やと、例えば1コーラス目のAメロを録った後、同じ感じですぐに2コーラス目のAメロに入れるのがメリットかな。

 喉のコントロールが甘い人や、Aメロ・Bメロなど各パートで歌い方を変えている人にはオススメの方法や。

 一番喉の負担の少ないパートから始めていけば、喉の消耗も抑えられるしな」



「サビとかで叫んだ後すぐに静かなパートになる曲多いけど、あれ地味に切り替えきついんよね(・ω・`)」


「そういう点は分けることのメリットやね。

 ただ、表現的に1コーラス目と2コーラス目を全く同じ感じでやるっていうのもどうかと思うから、そこは注意が必要やな。

 特に2コーラス目以降を歌う時は、1コーラス目を経て歌ってますっていう感じを出すようにしたほうが良い」



「ドラマの撮影みたいやな。大人の事情でラストシーンから録るけど、あたかも今まで色々経てきたテイで演じるみたいな」


「そこまで極端じゃなくてもいいと思うが、確かにドラマ性のある曲の場合は特に意識してみて欲しいとこやな」


「逆に、分けないでレコーディングするのってどんなメリットとデメリットがあるの?


「最初から最後までぶっ通しで録るのを『通(とお)し』って言ったりするねんけど、これのメリットは作品の空気感や勢いが全部1つになっていることやな。

 切り張りしていないから、曲の流れを遮るものが無く歌い手の気持ちも乗りやすい

 ただ、歌い手さん自身のスタミナや喉の負担はパート分けして録るよりも増えるから、そこは注意や。

 ちなみに・・・最近の曲に多いねんけど、物理的に通しで歌うのが難しい曲もある



物理的に?どういうこと?」


「この原因は作り手側にあるんやけど、切り貼り編集が当たり前になりすぎてるのか

 ブレス(息継ぎ)する間がほとんど与えられてないような曲もあんねん

 そんなんよっぽど肺活量のある人じゃない限り、どっかでキツくなってそれが歌に出てまうやろ。

 まぁ、ボカロ等の合成音声に歌わせる前提で作ってる曲は考えないで作っててもしゃーないと思うが」



「ボカロの場合、そこが良いところであるかも知れんけどな。

 歌い手にとっては大変やけどww」





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・パート分けRECでは『次のブレスまで録る』ことを意識する


「ほな、これから録っていくけど

 今からやる曲『シャルル』は前奏なしですぐ歌が入るからクリックを入れておいたで」



「右ですか?左ですか?」


「・・・マウスのクリックちゃうわ!!一瞬わからんかったわw

 クリックっちゅーのは・・・まぁあれや。聞いたらわかる」




ーーーーー視聴中ーーーーー



「・・・あぁ、この『チン〇ッコッコ、チン〇ッコッコ』ってリズム刻んでるやつね」


「人妻がチ〇コ言うなや!

 

 メトロノームみたいな音~とか言うやろ普通www

 

 ・・・まぁ、言葉はともかくそれがクリックや。

 それが8回鳴ったらオケが流れるから、同時に歌ってくれ」


「はぁい」


「あと、今から録るのは1コーラス目のAメロのみなんやけど、

 出来ればBメロのアタマ数文字程度は歌うようにして欲しい



「え、Aメロ録るのにBメロも要るの?」


「正確には、Bメロそのものが要るんじゃなくてAメロとBメロの間に入るブレス(息継ぎ)の音が欲しいんよ。

 これが入ってると、あとで繋げる時に自然な感じにできるんや」



「なるほど了解」




ーーーーー歌唱中ーーーーー



「・・・うん、まぁこんな感じかな。

 ほな、あと2回同じテイク録るでー

 今回のテイクで充分使えそうやから、あとのテイクは気軽にな」



「今のも使えそうなのに、あと2回録るの?


「俺は基本的にそうしてるかな。

 これは編集の都合なんやけど、1つ1つは良いテイクでもうまく繋がらんかったりする事があるねん。

 そういう時に、他にも同じテイクのストックがあれば、そこから合いそうな部分を引っ張り出してこれるんよ。

 もちろん、毎回絶対そうなるってわけじゃないんやけどな」



「問題が起こったあとで、そこだけ録り直したらいいんじゃないの?」


「よっぽどの人じゃない限り、別日に録ると声の感じが変わってもーてるんよ。

 人間の身体のコンディションってその日その日で微妙に違うんやけど

 近距離で声を録るレコーディングの場合はそれが顕著に出てしまうんよね。

 もちろん、前回と奇跡的に同じような声が出ることもあると思うけど、そんなん本人でもわからんし。

 やから繋げようと思って後日録り直したとしても、違う声質になってるから繋がらんねん



「ぬー、それなら同じ日にいくつか録っておいたほうが良いね」


「せやねん。・・・じゃあ、残り2テイクお願いしますわぁ」


「ほーい」



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ということで、レコーディング作業に突入いたしました!

 

レコーディング中は、こんな感じでエンジニアさんとコミュニケーションを取りながら進めていく事も多いですよ^^

 

順調に進むかと思っていたレコーディングですが、だんだん私の喉に違和感が・・・

 

次回は、レコーディング中の声がれについてお伝えしていきますね!

 

お楽しみにー♪