こんにちは!
成田万寿美です。



昨夏以来の投稿になります。

ご心配下さっていた皆さま
待っていて下さった皆さま
ありがとうございますm(u_u)m

近況をご報告させていただきます。
少し長くなりますが、
良かったら読んでやって下さい。

でも、その前に、
”私は今、元気
だということを先にお伝えしておきますね。
安心して、この先をお読みください・・・・・・(^_^)v


昨年の夏の終わりのことでした。
旅先でのジョギング中に、鼻から大量の出血がありました。

東京に戻って検査をしたところ、
鼻から上顎にかけてできるタイプの
「悪性リンパ腫」という血液のがん
であることがわかりました!

2年くらい前から、鼻の具合が良くなかったのですが、
手術をしても、強い抗生剤を点滴しても良くならず、
なかなか原因がわかりませんでした。

まさか!そんな病気だったなんて!!

告知を受けた時の私は、
悪性リンパ腫って何?
なんで今頃??
正直、寝耳に水といった感じでした!

でも一方で、
やっと私を苦しめていたものの正体が分かり、
ホッとした気持ちもありました。
正体がわかれば、闘えますからね。

「悪性リンパ腫」と言っても、
人に個性があるように、一人一人タイプも性質も違います。
私の病名を聞いた人達の中には、
「同じ病気で克服して元気になった知人がいるよ」とか、
「私の知り合いはもっと大変だったのよ」
という話をしてくださる方も結構いらっしゃいましたが、
これらの言葉はほとんど励みや慰めにはなりません(^▽^;)

私の場合は、
本来がんと闘うはずのナチュラルキラー細胞自体が
鼻腔でがん化したもので、発見が難しく、
全体の3%に満たない、珍しいタイプのようでした。

こんな時に有り難かったのは、慰めや情報ではなく、
ただただ「愛が伝わる言葉」でした。

私はお仕事をキャンセルをすることが辛く、
ギリギリまで仕事をしていたのですが、
もう限界だと思い、お詫び行脚をしていた時、
親しくさせていただいていた企業の担当部長様は、
「成田さん、応援してます。
来年夏のオファーを入れておきます!待っていますよ」
と言って笑顔で握手をしてくださいました。
病名を聞いてから、一度も泣いたことのなかった私が、
この時ばかりは涙をこらえられなくなりました。
これは、病気になったことが悲しいのではなく、
嬉し涙だったんです。
「私は、必要とされている!待っていてくれる人がいる!」
と思えたことは、大きな心の支えになりました。

また、入院中毎日、
「万寿美、愛してるラブラブ
だけを送ってくれる友人のメールも、
笑顔になれましたよ(*^o^*)

faebookにグループを作って、
そこに必要な物を投げれば誰かが届けてくれるという
お友達の細やかなサポートもありがたかったです。

遠方から会いに来てくれた旧友や、
たった一人の妹ともゆっくり話す時間を持てました。

おかげで、いつも暖かな気持ちに包まれていました。
この場をお借りして、心からのお礼を申し上げます。
ありがとうございました。


さて!話は戻りますが・・・
病名がわかれば、まず、しなければいけないのは、
病院選びです。

自分でも調べたり、知人の医師にも意見を仰ぎました!
専門家達は、
「有名病院の権威ある医師を紹介する」と勧めてくれましたが、
私の病気に対しては、どこの病院でも、
療法や使用する抗がん剤が同じだとわかりましたので、
私が一番大切にしたことは、
病院のブランドや医師の権威ではなく、
「信頼関係を築ける対話のできるドクターと一緒に闘いたい」

という思いでした。

そして私は、2時間以上も時間を割いて、
私が納得いくまで何度も説明をしてくださった、
快活でクレバーな話し方の若いドクターにご縁を感じ、
他の病院でのセカンドオピニオンを受けずに、
その場でお願いすることを決めました。

結果、その選択は大正解でした

放射線の副作用による痛みや、様々な困難も、
ドクター達との前向きなコミュニケーションのお陰で、
安心して力強く乗り越えることが出来たと思っています。

チーム医療を目指しているこの病院では、
私もチームの一員のように感じられたことが
私には合っていました。
毎日、主治医だけでなく、チームのドクター達が
入れ替わり立ち替わり様子を見に来てくださり、
「変わりはないか」「不安はないか」
ゆっくり話を聞いてくださいました。
時には、お互いの趣味の話をしたり、
ジュークも言えるほどの仲良しでした。

髪が抜けることへの抵抗感はあまりなく、
抜ける前に自ら坊主にした時も:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
「成田さんイケてますね!かっこいいです!!」
とドクターや看護師さんが笑顔をくださって、
病室はいつも笑いに包まれていました。

そうして・・・私は、ドクターも驚く快復力で、
昨年のクリスマスに退院できたのです!

それからは、日常生活の中で体力回復に努め、
今日に至ります。
すっかり元気
ですヽ(゚◇゚ )ノ

「桜の季節に復活する!」
入院時に私が宣言した通りになりました。

まだ、「寛解(完治とは言わないそうです)」はしておりませんが、
寛解を”待つ”ということ自体、病にコントロールされているようで、
私の好みではありません(笑)
今できることをし、今会いたい人にどんどん会っています!
その方が、私はきっと元気でいられますよ('-^*)/


病院には、
自分を責めて気落ちされている患者さんも多くいらっしゃいました。
「なんで私が!」
「私の何がいけなかったの?」って。
世の中には、大病の人への偏見もあります。

でも、病院で出会った人はみんなとても優しかったですよ(^∇^)
同じ病気と闘う者同士の友情のようなものが芽生え、
先に退院していく人を心から祝福しました。
(こういうコミュニケーションは女性の方が得意そうです^^)

病気は人を選びません!!!

二人に一人は一生に一度はがんになると言われている時代ですし、
遅かれ早かれ、誰にでも寿命はあります。
私は、そのことを自覚できただけでも、
病気になって良かったと感じています。




先日、品川プリンスの日本庭園に桜を見に行きました。
逞しさと儚さをあわせ持つ命の息吹が胸に迫ってきました。
今年も桜を愛でることができて、幸せです桜

この場で、病名を公表するかどうか少し迷いましたが、
病気から学んだことがあまりに多くありましたので、
この体験から得たことを、時々書かせていただこうと思います。

病気という山を越えて見えたものは、
愛と感謝でしたから。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたしますラブラブ



成田万寿美