国道開通16日13:00に長い間工事中であった国道393号線(赤井川~倶知安間)が開通したので、視察してきました。




国道開通2区間に唯一あるトンネルを赤井川から倶知安側に抜けたところです。思ったより勾配が少なく、稲穂峠より走りやすいと思います。途中の景色は山ばかりで遠くを見渡すことはできないのですが、紅葉の時期にはとても綺麗な山並みがみられると思います。




国道開通3開通式をみたかったのですが、倶知安側でとのことで断念。ここで行われていたようです。




国道開通4帰りにも通ったのですが、トラックなどの業務車両が結構走っていたのをみると、これを待ち望んでいた方も中にはいるのかもしれません。



【国道開通の効果】
さて、多額の費用(300億円/15年)がかかっている国道開通の効果です。実際に走ってみて、時間短縮の効果のある地域を考えてみました。

・倶知安~赤井川
(これは当たり前ですね。15分の短縮だそうです)
・苫小牧・室蘭・洞爺・京極~余市
(交通量を考えると10分程短縮と予想)
・倶知安~小樽
(小樽市内東側の地域においては短縮)
・真狩・京極~小樽
(毛無峠・余市経由どちらでも短縮)

一番効果が大きいのは、余市・積丹あたりでしょうか。稲穂峠と倶知安市街を通らない分間違いなく時間は短縮されるかと。


さて、肝心の小樽ですが・・・・
ほとんどにおいて毛無峠を通らないといけないので運転が大変というデメリットと、信号が倶知安までほとんど無いというメリットが。

小樽から倶知安・ニセコ方面に行くのには、新光・朝里地域の人は楽になるかも。
小樽から京極・真狩に行く方は、どの地域に住んでいるかたも時間短縮されます。
小樽から洞爺湖町・苫小牧・伊達方面に行く方は、道道1号線(朝里~定山渓)が通れない冬の夜間に短縮効果あり。夏や日中については、大差なし。ただ、渋滞の可能性が低いので、定山渓を通るよりは安定しているかも。


このような感じだと考えています。少なくとも後志管内の相互通行においてメリットがあるとは思います。300億円以上の効果があるのか、と言うと微妙なところです・・・。
いま建設を始めた小樽~余市間の高速道路が完成したら、もうこれ以上は必要ないかなと思っています(^_^;