15,16日に若手市議会議員、北海道ブロックの勉強会が苫小牧にて開かれました。


苫小牧6北海道総務部市町村課の出来田主幹(小樽市出身)を講師に招き、地方公共団体の財政健全化の法律に関しての勉強会を開きました。「健全段階」「早期健全化」「財政再生」の三段階にわけて、それぞれにおける議会の役割や、連結実質赤字比率・実質公債比率・将来負担率などのラインについて教えて頂きました。
約三時間ほどの研修会でしたが非常に学ぶところが多く感じられました。ここでは、総務省の公立病院改革ガイドラインの話もあり、地方の財政健全化に大きく関わる事案なのだと再認識できました。





苫小牧2翌日は午前中から、開発局の船に乗って港湾を視察しました。特に小樽の場合は同じ港を持つ都市として、苫小牧には非常に大きな関心がありました。先に一時間ほどレクチャーを受けてから乗船。





苫小牧340フィートコンテナを釣り上げるクレーンです。二基あります。





苫小牧4大きなフェリー船が。もちろん小樽にもありますが、大きな船の割合やはり苫小牧の方が多かったですね。






苫小牧5王子製紙が使う石炭だそうです。大きく山積みされています。






苫小牧港を視察して、まず最初に思ったことは小樽・石狩湾新港とはスケールが違うこと。インフラ整備の状態や扱っている量も少しレベルが違うなと感じました。大きなコンテナ船を受け入れられるのも苫小牧ならでは。
苫小牧と小樽・石狩湾新港は担う役割も違うのではと思います。あくまで基幹となる港として整備されている苫小牧に対し、小樽や石狩湾は同じ貨物の扱いを競うのではなく、中国やロシアに特化した輸送体制を整えるのが一番効率の良い使い方ではないでしょうか。
昨今小樽港の扱い量の減少が嘆かれていますが、苫小牧の拡張性と比べると同様の位置に肩を並べるのは極めて難しいでしょう。今後はニッチな貨物の取り扱いに注力し、特色ある港に変化させた方が良いのではないでしょうか。