18日、高校野球(南北海道大会)惜しかったですね。
準決勝での北照高校の戦い、本当にあと一本出れば・・・という展開でした。
決勝に行けば応援に行くつもりだったのですが残念です。
全道に出た小樽潮陵高校と共に、後輩方も来年度頑張って欲しいものです。

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さて、最近は「小樽」「学校適正配置」をキーワードに検索して自分のブログに来てくださる方がたくさんいるようです。

懇談会が開催されている事もあり、ネットで情報を検索している方が多いようですね。では、今これに関する話し合いはどんな状態なのか?
成田はどんな考えを持っているのかお伝えしようと思います。

【学校統廃合の進度について】
現在、小樽市教育委員会は懇談会を行い、基本的な方針の説明各地域からの意見聴取をしている段階です。

その基本的な方針は
「人口減による小人数学級よりも、教育の面を考えてある程度の規模を」
「耐震化の進んでいない学校が存在するので、老朽化した学校の見直し」
といった二点から成り立っています。

この懇談会次第で、統廃合が決まるわけではないようです。


当然、学校というのは、地域コミュニティの形成の場、緊急避難場所としての役割もあるので、今後において、これらを含めた話し合いの場がもう一度持たれるようです。

【成田の適正配置に関わる考え】
学校統廃合は避けられないと考えます。
その理由は以下によります。

・最盛期の児童数の三分の1以下になっても、学校数はいまだ変わらない。
・一学年1クラス、かつ、20人未満の学級がたくさん増えてしまう。
・少人数により運動会などの行事が盛り上がらず、部活の選択肢が少ない。
・クラス替えなどが無い事により、イジメなどが続いてしまう心配。
・現実的に小樽市にたくさんの学校を建て替えるお金がない。
・維持費用などの費用面

もちろん、少人数学級のメリットもあると思います。
ただ、総合して考えるとデメリットの方が大きいと判断しています。

【では、統廃合はどのように行われるの?】
教育委員会は、まだ統廃合に関わる細かい方針は出していません。
懇談会の結果を基礎にして、次のステップに移ると思いますが、まだ時間はかかりそうです。

【成田はどう考えてているの?対象校は?】
まだ、各地域ごとの皆さん意見などを収集している段階なので、断言的な事は申し上げる事はまだできない状態です。
しかし、学術的な見解からであれば意見をある程度お伝えできます。一応、大学院では施設配置などの都市計画の勉強をしているので(^^;

簡単に言うと、
①学校の人数が少ない→即廃校にはならない
例えば人数が極端に少ない、忍路小学校、中学校を共に廃校にしてしまえばどうなるでしょうか?蘭島・忍路地域に学校が無くなってしまいます。地域コミュニティや避難場所があの地域から無くなってしまうのは納得いきません。
せめて小学校だけは残る形になると思います。ただし、中学校に関しては微妙なところです。


②学校同士が近く、クラス数が少ない学校が統合する
どちらかというと、中心部にある学校の方が統廃合の対象になりやすいかと思います。その理由は、通学距離の負担が増えづらいという事です。1キロも離れていない学校があります。


人数の多い学校が強く、少ない学校は弱い。そんな数の原理で判断するなら小学生でもできます。なので、この原理を簡単に当てはめるような事はさせません。より多くの人が納得できるよう、様々な要素を考えて適正配置を進めたいと思います。

もう少し情報が集まれば、自分の独断で考える統廃合対象校もお伝えできるかと思います。