ほぼ、自宅近くの小伝馬町の路上に「?」な物体が。
ここは、水天宮通りと言われる5車線の一方通行の道なんですね。
その中央に「?」
フクロウ?(ミミズク?)かな???
微かに身体を動かしてるフクロウさん。
『ん?恐らくペットが逃げ出したんだろうな』
などと思いながらもなんせ、動きがおかしい。
流石に明け方ですので(撮影 05:40)車もほぼ通行してませんが。
しかしながら、上空信号機にはカラスが数羽。
ははぁ~、想像するにですよ、、、
都心で逃げ出したフクロウさんをカラスが、相当な攻撃をしたのではないか?
実際フクロウさんはカラスの半分の体型。小さいんです。
ありゃ~
に、してもだ、このまま路上でいてもあれだよな。。。
その時。
気付けば人形町方面から黄色いタクシーが。
しかもフクロウさんの居座る中央車線を走ってくる。
歩道にいた自分はどうしていいかわからずに、チャリに跨りながら「飛べ、飛べ!!」と右手を下から振り上げたんです。
するとフクロウさんは、タクシーとカラスから逃れるように飛び立ちました。
それはそれは勢いのある猛禽類の「離陸」でした。バサッ、バサッ、と。
傷付いてた最後の力で懸命に羽ばたいたのでしょう。
その瞬間でした。
「パン!」と。
パーンでもなく、パンッでもない、廣瀬が耳にした事のない音が黄色いタクシーの通過と共に聞こえました。
自分のチャリから10m位先でしょうか。
黄色いタクシーは過ぎ去り。
後には動く事のないフクロウさんが路上に。
標識の鉄柱にカラスが。
見捨ててしまいました。
抱えて安否を確認する事も考えました。
けど、出来ませんでした。
路上のフクロウを見かけた段階で、何かに気付くべきだったんですね。
写真なんて呑気に撮ってる場合でなかったんですね。
間違いなくこのフクロウさんには飼い主さんがいたと思われます。
愛鳥がいなくなって心配なさってたでしょう。
ゴメンなさい。
フクロウさんをすくってあげられなくて。
しかも、その場を離れてしまって。
本当にゴメンなさい。
小伝馬町のUFJ前での出来事です。
カラスもタクシーの運転手さんも悪くはないんですよね。
俺の判断が誤ったんです。
フクロウさん。。。
クリッとした目で一度こちらを見たのが焼き付いてます。
クリッと。飛び立つまえのその眼。