第一章 焦げたクロワッサン


市倉小春は『ノスティモ』というパン屋でバイト

     漫画家志望


由貴子→小春の親友、バイトの同僚


大学生がパン屋でバイトするのは


売れ残りのパンが欲しいから。


バイト先のレナ先輩に代わってバイトに


入っていたと由貴子は嘘をつく。


なんとファンであるハセピーと偶然が


重なって付き合っていた。ショック!


第二章 夢見るフランスパン

パティスリーの方のバイト堀田紗都美


同じ大学の先輩て、フランスパンの生地に


"切り込み"入れる作業中、突然悲鳴をあげて、


紗都美さんが、お手洗いに行った。


バイト終了近くに、またズタズタになった


切り込みの焼く前のフランスパンがあった。


紗都美さんは、なぜ今日に限って、


フランスパンに切り込みを入れることが


できなかったのか。


金属アレルギーでもない。ひび割れ恐怖症


でもない。焼き上がる前のフランスパンは


人間の腕に似ている。つまりリストカットに


苦しんでいるのではないか。


紗都美の両親は東大出身で、逃げるように


大阪の大学を選んだ。


第三章 恋するシナモンロール


お客さんの高校生カップル美桜と道長


道長は野球部で、女子マネージャーで


可愛くて注目されている桃香が部員全員に


作ってくれたお守りのついたエナメルバックに


道長がトイレに行っている間に


注文したコーヒーをこぼしてしまった。


本当に美桜はコーヒーをこぼしたのか?


大袈裟なトリックの推理小説ではなくて、


ちょっとした些細なことで話を


展開していくのが、素晴らしい。


第四章 さよならチョココロネ


小春の漫画が、落選したけど、担当編集者が


ついて、少しだけ前進した。


週刊少年ステップ編集部の山岸


小学校一年生の凛ちゃんと母親の洋子さん


凛ちゃんの大好きなチョココロネは、


売れないので終売になる


以前にもサーモンサンドイッチが、


原材料の価格高騰が理由で、いつのまにか


中止になっていた。


チョココロネは、凛ちゃんのモチベーションに


なっている。なんとか残さないものか。


凛ちゃんのお母さんがひったくりにあった。


道路に散らばった荷物の中からなぜか


凛ちゃんの財布だけ奪い取った。


凛ちゃんの話からの話で、犯人の印象は、


スカジャンに金髪で、首に大きな傷がある


凶暴な男を想像していたが、フルフェイスメットで


犯人の髪の毛の色がわかったということは、


ヘルメットの後ろから出ていた。


つまり髪の毛が長かった、それと犯人は、


細身の葉子さんと揉めて、原付を


転倒させているので、女の人ではないか。


首の大きな傷はタトゥーを消した治療の後では


第五章 思い出のカレーパン


店員の福尾さんと仲良く話す


スタイリッシュな男性のお客さんがパン屋にいる。


気品のあるおばあちゃんがカレーパンを


求めるのは意外だった。


30年前に主人がいつも買ってきてくれた思い出の


カレーパンを探している。


憶えているのは、甘口で優しい食感だった。


レナ先輩と小春が、話に乗った。


30年前からやっていて、カレーパンのある


パン屋さんは四軒だった。


最後のパン屋が1番近いようなお店だったが、


後継者がいなくて閉店したとのこと。


しかしそのパン屋で働いていたお弟子さんが、


オーナーのお店があるというので、


希望が繋げた。


5軒目のパン屋で第一章で店にいたお客さんで


スラリとした体型、彫りの深い顔立ちの男性が


そこにいた。


なんと店員の福尾さんの婚約者だった。


値札には〈こだわりの自家製焼きカレーパン〉と


書かれている。


ここのカレーパンで正解だった。


福尾さんの秘密がわかった。


辞めて独立するのだと思っていたら、


コロナウイルスによる味覚障害だった。


こういうトリックに関して凝っていない


推理小説もあるんだな。と思いながら


本を読み進めていました。


推理の苦手な私でも理解でき、


だからと言ってつまらないのでもなく


なかなかほのぼのしていていい。