ウクライナ侵攻で1ヶ月が過ぎた。ウクライナ軍のキエフの防御が硬くロシア軍はキエフ占拠を諦めているらしい。ロシア軍は撤退を開始している地域もあったり。東部の増強を測っている報道もあるようです。

チェルノブイリ原発に入ったロシア軍も原発をウクライナ側に引き渡したようです。ここで気になったのがチェルノブイリ近郊にある「赤い森」でロシア軍は陣地設営をしていたらしい。

この赤い森は30年前にあった

チェルノブイリ原発事故時に森林全体が放射能汚染されてしまった。汚染された樹木を伐採。高濃度汚染で運ぶ事も出来ないので地中に埋めた。土壌は汚染されて地下水まで達しているらしい。立ち入り禁止区域になっています。

ここを侵攻したロシア軍が高濃度汚染されている森林に入り作業をしたらしい。車輌が入り粉塵が舞い上がったり、塹壕掘りも。この森林が30年前の原発事故で放射能汚染されていることも知らず作業。30年前の原発事故さえ知らない若い兵士もいただろう。当然ながら身体の体調不良をうったえる兵士が増えパニックに陥る。数台のバスでベラルーシの病院に搬送されたとのこと。

ロシア軍は自軍の兵士さえこの扱いは恐ろしい。防御対策無しで高濃度汚染地区で任務とは。原発事故時の汚点にまた泥の重ね塗り。こんな感じなら士気が下がるのもわかります。

昔、アメリカ軍が核実験時に爆心地に向かって兵士を前進させた事(アトミックソルジャー)もありましたから兵士ってこんな扱いなのかな?

ウクライナ侵攻で核使用も考えられる世界情勢になってきたような、3次大戦でさえ考えられてしまうこのごろ。

今までは災いと災いのあいだで過ごしていた、災間であって、この災間が終わりを告げているのかもしれない。