私はのんびり屋。



自分の中である程度納得しないと動けない人。

全部じゃないけど、

なるべく丁寧にきちんとやりたい人。

それが、のんびり屋につながっている。




今日は、まだ考えがまとまってないけど

新しい仕事に対する不安を掘り下げていくうちに突き当たった、のんびり屋であるが故の、守ってきたものについて書いてみます。













今月から新しくアルバイトを始めることになったが。

履歴書を持って行ったときから
急激に不安に襲われた。


「仕事ができなかったらどうしよう」


具体的に、
私の、仕事ができないとはどういうことかというと、


行動が遅いこと
判断力がないこと


だが、その中でも

行動が遅いこと
は、ダントツ。

今までの仕事でも、他人からの評価は大抵、
「丁寧なんだけど...時間内に終わらせてくれないと。」



時間内に終わらせられればいいけど...

私から、丁寧や、きちんとを取ったら、
私じゃなくなるような
私の唯一の取り柄がなくなってしまうような
そんな気がして

これしか良いって言ってもらえるものはない


なかなか改善できなかった。












子どもの頃、

母は、私のやることは何でも事細かに指導(!)して、

例えば、

上履き洗いで

上履きの持ち方
たわしの持ち方
こすり方
すすぎ方
干し方

すべてに細かく
あーでもない、こーでもないと
聞いてもないのに
丁寧きちんとやることをご指導。

その上、
手早くやれだの、
さっさとやれだの
スピードまで要求。

当時小学校1年生。
(きちんと洗って、尚且つ早くなんて無理じゃない?1年生に。)

母は、私は聞き分けがいいから
やらせればできるはず、と思ったらしい。
しかも、近年初めて聞いたのだが、
女の子は家事がきちんとできなくては!
という、考えがあったらしく、
家事ができる子に育てるのが母のしつけ方針だったらしい。



でもさ。

私は嫌だった。

やりたくもないのに
母はうるさいし、
丁寧にというのに、早くって、どういうこと?
丁寧にやると時間かかるに決まってる。
それなのに早くなんて無理。
どっちなのよ!
1年生だしね。両方なんて頭こんごらかり。


言われた通り丁寧にやってるんだから、
これ以上早くなんて!無理!



ノートして、思い出した。
そんなような、母とのやり取り。




上履きに限らず、
料理、洗濯物たたみ、掃除機かけなどなど。
どれも、同じように
丁寧きちんと&スピードを
母に要求されてたと思う。




母は、当時の私のことを
「変な信念があって。」
「反抗していた」

と、言った。

最初に聞いたときは、

「特別信念なんてないし。反抗なんてしてないし。何かの思い違いでしょ」

と思っていたけれど。


そうかあ。
丁寧にきちんとやれ、という教えに応えたのに
早くやれって言われて。


丁寧にきちんと頑張った私を認めてくれないって拗ねてたのかな。


だから、意地でも早くなんかやってやらないぞ!ってあのとき思ったのかも。


そして、他人には認められた
「丁寧にきちんと」


これだけは
これだけは守らなきゃ、って、
無意識に守ってきたのかも。




大人になって
丁寧きちんとだけでは
遅くて
嫌がられることもあった。


社会で仕事するには
スピードもある程度必要なのは、わかってる。


今までだって、全然努力しなかった訳じゃない。
でも、守ってきた分
早く行動するためにきちんと丁寧がおろそかになったら。


私が私じゃなくなりそうで。

怖い。


うーん...





お読みいただきありがとうございました。