空気ばっかり爽やかで
風が髪や頬を撫でたって
鳴り止まない 控えめな鼓動は
物寂しい気持ちを
いつまでもノックしてばかり
あの喫茶店 どこにあったかな
ぼんやりと白々しい空眺めて
思い浮かべた 2人の思い出
この此岸にたった1人じゃ
思い出すきっかけだって
見つかりやしないな
この赤い花の向こう側で
貴女が笑っているのなら
その花の色で道を作ろう
通り抜けた先に
貴女は居ますか?
その赤に溺れてしまえば
彼方の岸辺へ行けるんだろう
そんなんだめだな
わかっていたって
募る思慕はあまりにも冷たくて
幾千の期待があなたに溶けただろう
幾万の絶望があなたを苦しめたろう
その全てを内包するには
限りあるものでは庇いきれなかったね
鮮やかな赤の先に
もしも貴女の幸せがあったのなら
何一つ責められやしないな
この黒の縁に沈みながら
色を纏うのは貴女ばかり
暗がりが覆い隠してくれたから
赤も黒も見なくてよかった筈なのに
この暗がりがでぽかりと浮かぶ
夜の帳の先 咲いた笑顔
この赤い花の向こう側で
貴女が笑っているのなら
その花の色で道を作ろう
通り抜けた先で
また貴女と会える
* * * *
なんとなく。
お彼岸もすぎていたけど。
此岸から貴女へ、メーデー、メーデー。