久しぶりに ふつふつと怒りが湧きました。


そして、どうしてこんなに自分が怒りを感じているのか、


自分の心を見つめながら、娘とケンカしていました。



クタクタに疲れて帰った私
(それはこちらの勝手な都合)


もちろん休む間も無く、夕飯の支度です。


その前に買い物してきたものを仕分け、片付け、


自分のお弁当箱と水筒を出し、


ちらりと洗濯物を見ながら、(天気が怪しかったので部屋干し)


ようやく着替えます。


エプロンを付けたら、夜の部のお務めスタート。


ごはんの支度をしている間に、娘はお風呂を済ませます。


男子たちはまだ帰宅せず。


次男はバイトだから遅いのかな。


ようやく出来上がりつつあるごはんと、


お風呂上がりの娘と、


少しホッとした時間がもてるかと思いきや…



テレビです。


うちでは、


ごはんのときはテレビはオフ、というのがルールなのですが、


娘も大きくなり、だんだんと帰りが遅くなるにつれ


曖昧になりつつあります。


見たいものがあるのもわかるのですが、


家族として会話できるのも、この限られた時間。


なので、何度か話し合いをして、


「ごはんのときは、テレビはオフ」に、


立ち返るようにしていたのです。


ここ数日我慢していたこともあり、


私は思わず大きな声を出していました。


「あ、いけないな」と思いながら。



怒りというのは、着火点に触れると、ますます強くなります。


大きな声を出す


ものに当たる


などが、それ、着火点です。


(殴る、蹴る、などの暴力にまで至る前に、そこから始まっているのですね)


なので余計に、どうしてそんなに自分が怒っているのか、


真剣に探ってみました。


単にルールを破ったことにだけに、怒りを感じているのではない。


ほかに、大きな理由がある。


怒りというのは、それ単独で生まれるものではなく


なにか、他の感情から生まれます。


傷ついた、、悲しかった、、悔しかった、、などがそれ。


それらの感情を前面に出さないために、あるいは出したくないために、


怒り、という感情がドーンと、湧き出てくるのです。



今回の私の場合は、なんだろう…



そして、思い当たりました。



無視され 
 (たと、感じた)


ないがしろにされ
 (たと、感じた)


疲れた自分ががんばっているのに 
(それをわかってほしいと思ってるのに)


相手にされてないのが悲しい、くやしい。



その感情を、「 ルールを守らない 」というもっともな理由にかこつけて、


怒りにしてしまったのですね。



娘に話しながら、私は認めました。


先に傷ついたのは私なんだ、と。


それが嫌だったんだ、と。


ほんとに久しぶりの怒りだったので、


あらためて、自分の弱点を思い知ることになりました。



ないがしろにされた、と感じると、私の怒りのスイッチが入るようです(笑)


それがわかれば、もうおしまい。


娘とも仲直り。


おしゃべりしながら感じ合う、


家族としての楽しさや豊かさは、


ちゃんと知っているのだもの。



最後はいっしょにアイスを食べて、


ケンカ終了です。



なにかの感情が自分の中に湧いたとき、


なぜそう感じているのかな?と探ってみると、


ほんとうの気持ちに気がつける。


感情に流されるのではなくて、


きちんと見つめてあげることで、


それは正体を現すようです。



ごはんの後のアイスは、美味しい。


そろそろ男子たちも帰るころ、


笑顔に戻った女子チームでお出迎えしてあげよう。

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