最近と云うか昔からだが

本の表紙と云うのは

セールスの上で最も重要である

書店に入って本を選ぶ時に

一番最初に目に入るのが

本の表紙である

本の表紙にインパクトがあるか

ないかでは売れ行きも変わってくる

芸能人本なら表紙に写真を入れることが多い

書籍で売れる本の定義もだいたい決まっている

売れる本は「白ベース」な物が多い

「白ベースの3色」が最も売れる本の色使いのようだ

それを考えるとこの書籍は全くダメな本である

黒ベースの2色であるし

写真やイラストのデザインもない

タイトルだけで表現された書籍である

最近の書店に並ぶ本には珍しく地味である

だが一見このシンプルな表紙デザインが

なんだか、とてもインパクトのある大胆な表紙デザインに

見えるのは私だけであろうか?

この本を手がけたデザイナーは意図して

このデザインにしたように思えてくる

それは本書の内容によるものだと私は感じるのである

最近、売れている本はたしかに素晴らしい

だが、なにか大切なものがぬけているように感じる

そう思うと、この本はもしかしたら

とんでもない本なのかもしれないと

私は読み思ったあとに感じたのである

表紙デザインに始まり

目次の言葉

内容と構成

あとがき

全てが異端に創られている

私のような、古い人間には若い頃のパワーが蘇えり

若い人には「自分を好きに成る」ヒントが沢山埋め込まれている

何かしたくなるような気になってしまう

ジャンルは<<ロック啓発>>と云うらしい

このデザインからは考えられない

とても楽しい本なのだ

私はそう思ってしまった・・・