スーパー歌舞伎Ⅱ「鬼滅の刃」の中止のあとは、お山の婆狸ですら密かに気にかかっていた。
この程スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の上演が、隼人丈と團子丈のW主演でと発表された。
ぽんぽこぽん
とりあえず安堵というか、婆狸が追っている「澤瀉屋物語」の前方に光が見えてきたというか、いろいろ諸々静かに着地していってほしいなと。当に老婆心なんだろうけどね。
ここへきてW主演であることによって、夫々のファンからの発言がSNSを賑わしているようで……
さすがに古くからのご贔屓さんの発言は、隼人丈への感謝と敬意が根底にあってそうだよねと。
古狸の分際で参加はしないけど、せっかく見え始めた道の道標が、変な方角に曲がらないでと願うのみ。
アイドルみたいな人気、バカにしちゃいけません。歌舞伎役者がアイドルで悪くはない。
むしろ歌舞伎には、その側面が不足しているんじゃないの。
人気を背負ってこそ、日ごろ鍛錬を重ねている古典を演じる場も増え、歌舞伎の伝統を守っていけるというものです。
興業が成り立ってこその伝統芸能、何処に、誰に護られてるわけではないんだもの。
南座の客層が若返っていると聞く。
隼人丈もまだ若い。團子丈に至ってはまだまだ若い。でも歌舞伎の盛衰は彼ら若い役者と若い見物客にかかっている。
ぽんぽこぽんのぽん