大相撲9月場所は、大の里の復活優勝という形でした。

 

安青錦戦は曙を彷彿とさせる、見事な突き押しでした。

 

霧島、琴櫻に連敗しましたが、これは大の里の相撲の型ですから、リスクはあります。

 

ネット等を見ると、大の里にがっぷり四つの相撲を期待する声もありますが、相撲の型は簡単には出来上がるものではないですから。

 

突き押しと右差し左おっつけを、さらに磨くことだと思います。

 

さて、藤ノ川と美ノ海の活躍は見事でしたが、宇良にも技能賞を上げて良かったんじゃないでしょうか。34歳で、10勝5敗。相撲内容は文句なしです。

 

34歳ですよ。

 

これまで土俵を盛り上げてきて、三賞獲得が技能賞1回って、ねぇ~~。

大相撲9月場所も最終盤となりました。優勝争いは、2差付いちゃいましたね。

 

大関取りの熱海富士、今場所は体を生かした堅実な取口ですが、霧島戦は課題が残ったと思います。

 

熱海富士は大概の場合、相手よりも遅めに仕切ります。ちょっと、見ている方もモヤモヤする立合いです。

 

今の土俵はほとんどがアマ相撲の出身ですから、ほとんどの力士が両手を付いて待ってくれてます。

 

しかし霧島は「何でお前が先に付かないんだ」みたいな仕切りになって、珍しく熱海富士が先に手を下しました。

 

それで熱海富士の立合いが、弱くなったように見えました。

 

後から手を付けば「動」から「動」の流れの中で、スムーズに重心が移動できたけど、一旦「静」になってからの「動」は、熱海富士の体重を考えると、重心の移動が大変そうに見えました。

 

体は小錦並みに大きくなってきましたが、大の里戦の下手出し投げは、旭富士の下手出し投げに転がされた小錦とダブりました。

 

小錦の立合いはアメフト仕込みの激しさがありましたが、大関に上がってからは、まず片手を先に付いて相手を待つ、落ち着いた立合いになってました。

 

じきに200kgには届くであろう熱海富士、大関取りと200kg超えは、どちらが先でしょう。

 

 

今場所も、半分を過ぎました。

 

綱取りを目指す霧島は3敗、先場所優勝の安青錦も3敗の中、大の里が1敗です。

 

解説の舞の海が、美ノ海に敗れた霧島に「動き過ぎですね」と言っていました。

 

自分の経験に基づく解説が多い舞の海ですが、この「動き過ぎ」はその通りですね。

 

ただ、霧島の相撲の型では動き過ぎてしまうことが多々あり、そのために隙が出来てしまうのは致し方ないと思います。

 

ガッチリとした相撲の型ではないですから。

 

安青錦には左の下手という型はありますが、取れなければ、今場所も星を落としています。

 

その中で今場所の大の里は、右の下手廻しの引き付けに拘っているようです。

 

大の里も動き過ぎる展開では、すぐに引いちゃいますから、ガッチリと右下手を引き付ける相撲を徹底して欲しいですね。

 

そして、動く展開で大活躍の藤ノ川。どこまで土俵を掻き回すか、楽しみな後半戦ですね。特に、大の里戦。

 

 

 

優勝争いは、今場所も混戦ですね。

 

新入幕の寿之富士が、4日目まで3勝1敗。

 

大きな体で、柔らかみのある四つ相撲。楽しみな力士です。

 

大関以上を期待できる力士と思いますが、とにかく顔が優しそうで、人が好さそうな雰囲気です。

 

素質は素晴らしいので、一気に強くなる可能性を感じます。

 

新十両では、やはり丹治です。4日目まで3勝1敗。

 

丹治の相撲というのが、出来上がりつつあります。体も、荒汐部屋ですから、大きくなり過ぎることもないでしょう。

 

丹治も当然、大関以上を期待できる力士と思っています。一日一日、強くなりそうです。

 

5年後の土俵では、ド真ん中にいるかもしれません。

 

3連勝の安青錦に、3連敗だった新小結の伯乃富士が土を付けました。

 

伯乃富士は大きくないので、小さい相撲を模索していたようですが、本来の左四つの相撲で安青錦を圧倒しました。

 

まぁ、安青錦は大きくないから、あの相撲で通用したという見方もあるでしょうが。

 

強かったですね。

9月場所初日、中継中に元小結二子岳の訃報が入りました。

 

昭和40年代を代表する業師であり、私の小学校時代の一番の贔屓の力士でした。ご冥福をお祈りいたします。

 

色白の二枚目で、感情を表情に出すことはほとんどなく、内無双をクールに決めたものでした。

 

新入幕6場所目に新小結、一度小結で勝ち越したことはありますが、関脇には後一歩でした。

 

新入幕が近かった栃東、陸奥嵐とは身長と体重がほぼ同じで、年齢も近く、正攻法の業師の栃東、荒業師の陸奥嵐に、曲者的業師の二子岳は三者三様で昭和の土俵を盛り上げました。

 

今日の初日、藤ノ川、宇良、朝紅龍といった業師が良い相撲を取りました。やっぱり業師が活躍すれば、相撲は面白くなります。

 

さて優勝争いの方は、安青錦と熱海富士が強い勝ち方でしたね。若い二人が引っ張りそうな感じですね。

 

以前に二子岳を書いたブログは、こちらです。⇓⇓⇓

 

クールな業師、一瞬の内無双と大胆な外無双は、二子岳の真骨頂だった。