はい、今回は
若竹七海さんの「静かな炎天」です。
閑かな炎天
真夏の日差しが道路を照らす季節
本屋のバイトで兼業として探偵をしている女、葉村晶の元に1件の依頼が舞い込んでくる。
以前バス待ちの人の列に車で突っ込み重傷者を出した事件の犯人が刑務所から出所した。
しかしその犯人は懲りもせずにまた車の運転を続けているとの事。
依頼人は被害者の親でその犯人の男の素行調査を依頼してきた。
車で件の男を尾始めた葉村
男がファミレスでビールを飲みそのまま車に乗り込むところ撮影出来た。
わずか1日で依頼人を満足させる証拠を掴んだ葉村は、せめて1日は尾行を続けようとそのまま男の後をつける。
すると突然2人乗りのオートバイが男の車の横につけてハンマーらしきものでフロントガラスを殴りつけた。
怒り運転席から飛び出した男にも攻撃を加え、襲撃者は何も言わずにその場を去った。
依頼者に事件のあらましを説明すると
「あの男を恨んでいるのは、私達一家だけではないんですからねえ」
としみじみいった。
本来ならもっと尾行を続けて調査料をもっと貰う算段であった葉村には少々拍子抜けであった。
そして店に帰ると店主の姿が見当たらない。
聞いてみると川越まで本の買い取りに出かけたらしい。
そなまま留守番を始めた葉村の元に2件目の依頼が来る。
さらに依頼はそれだけに止まらなかった。
そして葉村は意外な事実に気付く・・・。
前回に引き続き探偵物です。
女探偵、葉村晶を主人公とした短編集です。
こちらは続編でこの前にすでに同主人公で何作か書かれているそうです。
で、多少珍しいのはこの葉村晶、すごく若いとか、美人とか、格闘技を嗜んでいるとか、変人であるとかそういった今時の探偵要素はなく、普通の推理力のある40代なんです。
かといって主人公が薄いとは感じないんですよね。
一応不運が付きまとうという設定は有るようなのですがね。
ちなみに初期の方の作品だとちゃんと若くて作品が進むにつれてちゃんと歳をとっていっているみたいなんでうよね。
今作が面白かったのですでに前作を購入済みです。読んだらまた書いていこうと思います。