はい、今回は

誉田哲也さんの「武士道シックスティーン」です。

 

磯山香織は全中2位の実力者であった。

剣道に生き、というか正に剣道一直線なその性格、勝つための剣道をすすんでいた。

そんな彼女が地域大会の四回戦で負けた。

相手は聞いたことのないような選手であった。

そして高校進学の推薦をうける時、磯山はある高校に目を止める。

東松学園高校女子部

それは彼女をなんでもない地域大会で負かした相手のいた中学の進学先であった。

 

 

西荻早苗は剣道の好きな女子

勝利よりも心身の鍛錬や精神・人格の修行が目的?と本人は思ている。

東松学園高校に入学してすぐに中学時代と同じ剣道部に入部した。

道場に行く途中に同じ新入生らしき女子に出会う。

それは磯山であった。

入部初日に試合形式の稽古をやる事になった。

そこで早苗は磯山の実力を知る。

磯山は2年生、3年生相手にも勝ち越していった。

この学年でトップは磯山さんか、早苗の目は磯山を追った。

 

 

稽古が終わりほぼ入部の決まっている1年生達の自己紹介が始まった。

「保土ヶ谷二中、磯山香織です」

「よっ!全中2位」

全中2位ってことは準優勝?早苗はあらためて磯山のすごさを知る。

自分以外の3人は推薦組でそれぞれ立派な肩書がある中特に実績のない早苗は焦る。

「下からの持ち上がりで、西荻早苗です」

早苗は正直に言った。

「旧姓、甲本な」

同じ高校に姉がいるので早苗の事を知っている上級生は知っていたようだ。

「去年の横浜市民大会では、一応ベスト8でした」

 

 

甲本、横浜市民大会でベスト8

その名は間違いなく磯山を市民大会で負かした相手だった。

家庭の事情で苗字が変わった?

私に勝ったのにベスト8だと?

磯山も違う意味で早苗に注目し始める。

 

 

 

タイプの違う2人の少女

剣道に対する熱意は同じでも目指す剣の道は全く違う。

勝つことにこだわる

心の鍛錬をする

どちらも間違っていないし、どちらが正しいかとは言い切れない。

自分の考えている道と違う道を歩いているものを見つめる

そうした事は彼女たちにどのような変化をもたらすのだろうか。

新しい事を見つけるという事は、決して過去の自分を否定することでないんだ。

 

 

 

はい、個人的にこの本はすごく好きです。

なんとなく漫画の「あさひなぐ」に感じがにているからかなあ。特に主人公2人がほぼそのままって感じで。

 

すでに続編は買ってあるので読むのが楽しみです。