〜8年後〜



20歳になった由芽子は大学を実家から離れた県外に選び一人暮らしを始めた

得意料理も2〜3品になり部屋のインテリアも落ち着いてきた頃


突然祖母が一人暮らしをしている由芽子の部屋にやって来た


祖母「お人形がお前を待ってるよ」

由芽子「えっ!おばあちゃんなに言ってるの?」

祖母「お人形がお前の帰りを待ってるよ」それだけ言うと祖母は由芽子の部屋に上がる事もなく帰ってしまった 




由芽子はその晩鏡の前で綺麗な黒髪を櫛でとかしながら、祖母の言った人形について考えていた


人はあまりにも驚くと何も言えなくなるし、頭が動かなくなる

祖母に言われたときはびっくりしすぎて何も聞けずに終わってしまった


【人形】とはなんのことなのか由芽子に思い当たることが見つからず


ボーッと鏡に映る自分と眼が合った、その瞬間由芽子は全てを思い出した


あの日祖母が言った「結婚相手」のこと


そしてこの家から離れろと言った保のことを