建築系ユーチューバーさんとか建築家さんや設計士さんの専門家の皆さんの

動画やアドバイスを見聞きしていますと、よく言われるのが、

家を建てる時に、外観や間取りを考えるよりも先に…

「家を建ててどんな生活を描いているのか?」とか、

「この家で何がしたいのか、ストーリーをもっているのか?」とか、

「人生観や想像力をもって生活を描いてほしい?」とか、

「家族どう過ごしたいのか、どんな家を建てたいのか?」とか、

このようなアドバイスされているのを見かけます。

 

これからの「生活を描く、イメージする」作業…

 

 

それって難しいですよね~

 

だって先のことって、どう変わるか分からないですから…自分の考えも。

それを考えることで…、また考えておけば…家造りを失敗しないか?

実はそうでもなかったりする…?と、思っています。

それより如何に失敗させないか!を考えて頂いた方がよろしいかと…。

 

私の場合、将来設計については簡単でしたね。

60歳からですから、老後の介護を考えればいいだけです、たぶん。

他にも将来的に、どのような生活を描いたか、イメージしていたか、

何をしたいかのストーリーを描いた家を建てる…、それはできた!

 

できましたが、わが家の場合こんなことがありました…

二人暮らしですしリビングは共有するので広目にしますね、代わりに自分の部屋は

狭くていいだろうと考えます。

そのつもりで生活を始めたら、思いきやリビングは奥さんの占有率が上がってしまって、

そばで物音も立てずに過ごす…、こんなことなら私の部屋を広くするべきだった…

なんてね。

これって、奥さんがの占有率がこれほど上がると思ってなかったんですね、お互いに。

住んでみて気が付く訳ですし、いくら生活のイメージをしてもその都度変わりますもんね。

また裏庭に花壇を作って…なんてイメージしてましたけど、既に放置だったり…

ウッドデッキで読書したい…と思ってたら期待してたら暑いし寒いし汚れてるしで、

早くも使わくなったとか…。

「どんな生活をしたいか」って、「これで良し!」と思っても、難しいですよ。

 

実際、自分の部屋を広くしておけば…ってこの辺りのことって後悔も失敗でもないんです。

だって、誰一人として分からなかったことでしょ?

本人はおろか工務店も設計士さんも含めて指摘できる人なんていないと思うんです。

 

そういうことを考えさせてくれるより、「失敗しない家を建てる」ことを

一緒に考えて頂く方が、有難いと思いますよ。

先々の介護生活より、それまでの生活の方が長かったんですもんね。

 

失敗しないために、分かっていること…

「夏涼しく冬暖かい」とか、

「陽当りが良し悪し」とか、

「風の通りの良し悪し」とか、

「音が通ったり、響いたり」とか、

「動線が交差する」とか、

「配色が合わない」とか、

「導入設備の使用感」とか

「メンテンナンス費用が」とか、

「住宅性能を説明できる」とか、

「メリット・デメリットの熟知」とか、

他にもいろいろあるでしょうが、

一番は「予算」でしょう、

「費用効果」ならぬ「費用満足!」

 

これらは、少なくとも忠告や警戒できる項目だと思うんです。

この辺りって施主が分からなくても、経験のあるプロなら分かるんじゃない?

そっちの方を細かくアドバイスして頂いた方が満足感が高いんじゃないかなぁ~。

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と、考えてたら「あっ、そうか!」と思いつくんですね。
そもそも、「生活を描く」ことを求める工務店さんなりは、
「失敗しない家」は既に解消してるんじゃないかと…、たぶん。
 
だとしたら…業者選択の判断材料になるかもです。