韓国映画㊽でんげい(이바라키의 여름) | なりあやの韓国シネマ留学記

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2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

大阪の建国高校伝統芸術部(通称でんげい)の生徒たちを追ったドキュメンタリー。
 
「でんげい」(2015 原題:이바라키의 여름)
 
 
夏ごろからずっと楽しみにしていながらタイミングがなかなかあわず、つい先日、神戸の元町映画館で観てきました。
 
色んな意味で思い入れのある作品。
 
一つは、建国高校。
1946年設立の民族学校ですが、大学時代、通訳翻訳の勉強にここに通ってましたニコニコ
たぶん2回目の留学に行く前、2004年ごろかな。
ミレ韓国語学院の前田真彦先生が、当時こちらの先生で。
あ、急に前田先生に会いたくなってきた…
周りが就活に明け暮れるなか、もくもくと韓国語やってました(笑)
 
そして、でんげいの生徒たちが挑む、全国高校総合文化祭(高総文祭)。
文化系のインターハイとも言われる大会ですが、映画に出てくるのは茨城大会の年(2014年)。
全国持ち回りで、わたしが富山にいた2012年はこれが富山大会の年で、メインで担当しました。
 
吹奏楽とかは他の全国大会があって、高総文祭は軽くお祭り気分で出場してるんですが、でんげいの出場する「郷土芸能」の部門は、ここが本番中の本番。めちゃめちゃ熱い。
 
富山も「郷土芸能」の超強豪がいました。
まさに茨城大会で最優秀賞を受賞する、富山県立南砺平高校です。
世界遺産五箇山のあるほんとに山奥の学校ですが、ここで郷土芸能(麦屋節とか、こきりこ節とか)を習いたいといって遠方から通ってくる生徒もいるぐらい。びっくりするぐらいレベルが高くて、ホレボレします。富山で最も力を入れて取材したと言ってもいいぐらい。
 
なので、富山大会の目玉は、郷土芸能部門でした。
そして、全国から色んな郷土芸能が集まってくるなか、大阪は建国、異色の朝鮮半島の伝統芸能。目立ちますよね。でも、全国の高校生に知ってもらう絶好のチャンス。
 
まさにそのことに意味があると思って、鬼のように(ほんとに)厳しく指導する先生。
泣きながらついていく生徒たち。
 
朝から晩まで、汗だくで。
誰かがほめてくれるわけでもなく(むしろ常に怒られてる)、勉強の時間も遊びの時間も奪われる。それなのに、必死、必死。
無我夢中で打ち込める若さがまぶしいおねがい
 
そして見事に、茨城大会で優良賞(3位)に輝きました。
映画を撮った年に、うまいこと。
 
中には、韓国芸術総合学校に進学するという生徒も。
今ごろ、どうしてるんやろな。訪ねてみようかしら。
 
YouTubeの予告編。
 
 
2月10日まで、神戸・元町映画館。
11日から24日まで、京都みなみ会館。
18日から24日まで、名古屋シネマスコーレ。
4月15日から28日まで、新宿・K'S CINEMA。