先週末、読書会なるものに初めて参加しました。
神保町の韓国ブックカフェ「チェッコリ」で。
課題図書は熱河日記(열하일기)。
朝鮮時代の旅行記です。
サブタイトルは「世界最高の旅行記」となってます。
その前の週末に購入して、なんとか50ページぐらい読んで行ったら……
すでに会は3回目。
この日(上)が終わりました(笑)
メンバーは7人。
この日出席の5人のうち日本語ネイティブはわたし入れて2人。
最初から最後まで韓国語オンリー。
なんか久々に韓国の大学院の授業みたいで、いいリハビリになりました。
著者の朴趾源(박지원)が中国に向かったのは、1645年。
当時の中国は明から清になっていました。
清の乾隆帝に貢ぎ物を持って行くのですが、その中には高麗人参(인삼)も。
当時、中国と日本で最も好まれた交易品だったそうです。
貢ぎ物はするんですが、朝鮮ではまだ清を認めない(よく思ってない)人たちが多かった模様です。
明と清、日本から見たら同じ中国のように見えますが、
当時の朝鮮にとっては、だいぶ違ったようです。
●1592年~1598年の壬辰倭乱(임진왜란、豊臣秀吉の朝鮮出兵)の時、明に助けてもらったという恩義がある。
●さらに1636年には、清が朝鮮に攻め込んだ丙子胡乱(병자호란)が起こる。
日→朝、日→中という見方はしても、朝→中という見方はあまりしたことがなかったので、新鮮で。
しかも、壬辰倭乱はこないだ見た映画「雲を抜けた月のように」の背景。
そして丙子胡乱は今度見ようと思ってる映画「神弓-KAMIYUMI-」の背景。
急激にこの辺りの歴史への興味が沸騰してきました。
読書会のメンバーの一人は、中国出身の朝鮮族の方。
日中韓の視点がまざりあって、おもしろい~
学生に戻った気分です