チェッコリ読書会~熱河日記(열하일기)② | なりあやの韓国シネマ留学記

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2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

先週末、読書会なるものに初めて参加しました。

神保町の韓国ブックカフェ「チェッコリ」で。

 

課題図書は熱河日記(열하일기)。

朝鮮時代の旅行記です。

サブタイトルは「世界最高の旅行記」となってます。

 

 

その前の週末に購入して、なんとか50ページぐらい読んで行ったら……

すでに会は3回目。

この日(上)が終わりました(笑)

 

メンバーは7人。

この日出席の5人のうち日本語ネイティブはわたし入れて2人。

最初から最後まで韓国語オンリー。

なんか久々に韓国の大学院の授業みたいで、いいリハビリになりました。

 

著者の朴趾源(박지원)が中国に向かったのは、1645年。

当時の中国は明から清になっていました。

 

清の乾隆帝に貢ぎ物を持って行くのですが、その中には高麗人参(인삼)も。

当時、中国と日本で最も好まれた交易品だったそうです。

 

貢ぎ物はするんですが、朝鮮ではまだ清を認めない(よく思ってない)人たちが多かった模様です。

 

明と清、日本から見たら同じ中国のように見えますが、

当時の朝鮮にとっては、だいぶ違ったようです。

 

●1592年~1598年の壬辰倭乱(임진왜란、豊臣秀吉の朝鮮出兵)の時、明に助けてもらったという恩義がある。

 

●さらに1636年には、清が朝鮮に攻め込んだ丙子胡乱(병자호란)が起こる。

 

日→朝、日→中という見方はしても、朝→中という見方はあまりしたことがなかったので、新鮮で。

 

しかも、壬辰倭乱はこないだ見た映画「雲を抜けた月のように」の背景。

そして丙子胡乱は今度見ようと思ってる映画「神弓-KAMIYUMI-」の背景。

 

急激にこの辺りの歴史への興味が沸騰してきました。

 

読書会のメンバーの一人は、中国出身の朝鮮族の方。

日中韓の視点がまざりあって、おもしろい~

学生に戻った気分です爆  笑