一昨年の東京国際映画祭で、初めてキム・ギドク監督にお会いしました。
その時の出品作が「レッド・ファミリー」でした。
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映画祭では見られなかったのですが、かなり評判が良かったのは覚えています。
観客賞を受賞しています
お会いしたのはまったく別件の取材だったので、この作品について語ることはなかったのですが、キム・ギドク監督が、監督でなく製作と脚本ということで、どんな映画なのかずっと気になっていました。
評判通り、めっちゃおもろいヘ(゚∀゚*)ノ
北朝鮮のスパイ4人が、家族を偽装して韓国に暮らしている話なんですが、隣に住む韓国人家族との対比が、そのまま北朝鮮と韓国のおかしさを象徴していて。
大真面目に演じるから余計おかしい。
イ・ジュヒョン監督はこれがデビュー作だそうです。
演出もいいんだと思いますが、やっぱり、こういう脚本が書けるキム・ギドク監督はすごいな。
キム・ギドク監督は人間の本質、それもどっちかというと嫌なところ、恥ずかしいところをえぐる作品が多いのですが、この作品はちょっと優しめ。
北朝鮮のスパイが任務(脱北者の暗殺など)を遂行するのは、建前は祖国のためですが、本音は祖国に暮らす家族のため。
人間らしさが描かれていて、ほっとします。
しかし、こんなのって、現実にどれくらいあるんかな~
キム・スヒョン主演の「シークレット・ミッション」も北朝鮮のスパイものやったけど、実際、どうなんやろ。
最後は泣けました。
軽くて重くて、おかしくて悲しい、そんな映画です。
ささいなことで家族がひとしきりケンカできる、そんな日常がいかに幸せか。
じんわり、考えさせられました。
