なんだこの暑さは?脳みそが溶けてしまいそうだぞ。
と、言うのは冗談だ。
こうも暑ければ、冗談の一つや二つ、言ってもしまいたくなるだろう。
先日、土方さんに頼まれごとをしていた。とある物の買い物だ。
この暑さの中、土方さんの為俺はひたすら歩いた。
途中クラッとした時もあったが、なんとか目的地に登場。
主人から例の物を受け取り、屯所への道を急いだ。
途中、「お千」と名乗る、見覚えのある女に声をかけられた。
だが俺には土方さんから頼まれごとをしている故、立ち止まることを許されておらず
お千殿には悪かったが俺の歩幅に合わせて歩いていただいた。
おなごの為か、途中でついてこれなくなり、後日用件を聞きに参ると言ってその場を後にした。
屯所につくと、俺を待ち詫びたかのように立つ土方さんの姿を発見
早急に頼まれていた例の物を渡すと、
「助かったぞ斎藤。ご苦労であった。ありがとう」
その一言が聞けたから良かった。
あの炎天下の中、歩いて行き、途中何度からフラつく暑さに根を上げそうになったが
無事届けることが出来てよかった。
土方さんが、優しく微笑んでくれた、ただそれだけが俺を癒す。
お礼なんていいです。土方さん、俺はあんたの役に立てたらそれだけでいい
さてと、今日の夕飯にでも飛びきり美味い味噌汁を作ろう。
暑い時にこそ、温かい物を食べる。総司も最近体調が思わしくないからな
元気をつけてもらうとしよう。
ん?土方さんから頼まれた例の物とは何か?と・・・・・・・
それを聞いて、あんたになんの得があると言う?
知らなくていいことをむやみに聞くと、あんたの命、此処で散らす羽目になるぞ?
それでも良いのなら、教えてやらんでもない
だが、命は大切にしろ。
以上だ